a.グランドピアノ

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国内最大級のピアノショールーム「グランドギャラリー岡崎」では「合計150台以上」のピアノを展示しています♪
初めてのピアノにもオススメなアップライトピアノ“約80台”!
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ヤマハ・カワイなどの国産ピアノをはじめ、輸入ブランドまで幅広く取り揃えており、あなたのお好みの1台をご紹介いたします!

当社は20年以上の実績、累計150,000台以上の販売実績を誇り、年間10,000台以上の買取・販売(国内外)を行っております。
総在庫は4,000台を超え、常時豊富なラインナップの中からお選びいただけます。

ピアノショールームでは、選び抜かれたピアノを全国のお客様にご提案しています。
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はじめに

「ピアノはなぜ黒いのか」の著書でお馴染みのスーパーピアノアドバイザー斉藤信哉さんによる連載コラムをお届けいたします。

なぜピアノが黒いのか?

幼稚園や学校、あるいは公民館などの公共施設で、木目のピアノを見たことはありますか?

きっと、ほとんどの方が黒いピアノしか目にしたことがないと思います。
つまり、「ピアノ=黒いもの」という先入観が、知らず知らずのうちに、私たちの脳裏に焼きついてしまっているのです。

ではなぜピアノが黒いのかというと、その最大の理由は、黒いピアノの方が価格が安いからです。

実は、50年以上前は黒のピアノのほうが高かったのです。
なぜ黒のほうが高かったのかというと、もともと木目仕上げのピアノに黒く塗装を施していたからです。

つまり余計な手間がかかる分、高くなるわけです。
だから昔の黒塗りのピアノの塗装をこそげ取ると、美しい木目が出てきます。

拙著「ピアノはなぜ黒いのか」にも書きましたが、昭和35年(1960年)のヤマハのいちばん安価のピアノが19万5千円。
その年の大卒男性初任給は13,080円ですから、ピアノはその15倍の価格。
現在の初任給は20万円ほどですから、これを15倍すると、およそ300万円。

今だったらどうでしょう。
「こんなに高いのなら、ピアノのレッスンやめようか…」なんて考えてしまうかも。
ところがところが、その当時、ピアノは飛ぶように売れていたのです。

今ではとても考えられないことですが、昭和35年に13,080円だった初任給は、7年後の昭和42年には、なんと26,150円へと倍増しています。

これがいわゆる高度経済成長で、翌年には給料もボーナスも必ず上がることが約束されていた時代だったのです。
高価な物を分割払いで買っても、まったく不安がないわけですから、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、自動車なども、急速に普及していきました。

こうした時代を背景に、ピアノの需要もうなぎ登り。
ところが、たとえばヤマハの昭和35年当時の生産台数は、年間でも2万台ほど。
これではとても需要に応えることなどできません。

そのような訳で、ヤマハ、カワイの二大メーカーは、次々に大量生産方式へと転換していきました。

 

黒いピアノを見て育った子供たちの脳裏には、「ピアノ=黒いもの」という先入観が出来上がる

ピアノに使われる木材は、伐採したばかりの時には多量の水分を含んでいます。
これを乾燥させるのが、ピアノづくりでいちばん時間のかかる工程です。

数年から、長いものでは10年、いや20年という話も聞いたことがあります。
これを数日で終わらせてしまうのが、ヤマハやカワイが取り入れた木材の人工乾燥です。
木材を乾燥庫に入れ、熱を加えたりして、強制的に水分を取り去ってしまうのです。

この人工乾燥の導入により、ヤマハやカワイがピアノの大量生産を実現できたといっても過言ではないでしょう。
そして、均質に大量のピアノをつくるのに黒い塗装はうってつけ。
なにしろ下地にどんな木を使おうとも、すべて隠れてしまいますから。

一方、木目仕上げでは、下地の上に薄い化粧板を貼り付けてつくりますが、ピアノ全体の木目を揃えなくてはなりませんし、最後の仕上げにしても、艶出し、艶消しなど色々ありますから、とても手間がかかります。
当然のことながら価格は高くなります。

というわけで、幼稚園や学校などでピアノを買い揃えるときに、わざわざ高いピアノを買うはずはありませんから、必然的に黒仕上げのピアノということになります。
そして、黒いピアノを見て育った子供たちの脳裏には、「ピアノ=黒いもの」という先入観が出来上がるというわけです。

これでピアノの外装は黒が多い理由、お分かりいただけましたでしょうか?
あともう一つの大きな理由があることをお話ししましょう。

 

ピアノが黒いもう一つの大きな理由

お子さんが、親に何か買って欲しいとねだるとき、「みんな持ってるから」と言うことがありますよね。
「みんな持ってるから」と言われれば、親も仕方ないから買ってあげる。

でもこれ、もしもドイツで同じことを言うと、親御さんは「みんなが持っているならダメ」と応えると、ドイツ在住の日本の方から聞いたことがあります。
子どもに個性、自分らしさを身につけさせることを第一と考えるからなのだそうです。

考えてみてください。

学校の制服、ランドセル、あるいはラジオ体操、遠足、修学旅行などなど、日本では、みんなと同じものを持ち、みんなと同じ行動をすることが、幼いうちから身についていくのです。
私たち日本人にとっては当たり前のことですよね。

というわけで、みんなと同じ物を所有することが当たり前と考える、私たち日本人の考え方も、ピアノは黒いものという常識をつくりだしてしまった、大きな理由といえるでしょう。

ピアノショップに勤務していたころ、来店されたお客様(親)が、木目にしようか黒にしようかと迷って、お子さんに「どれがいい?」と問いかけます。

すると、たいていのお子さんが、「黒がいい!」の一言。
これで黒に決まりです。

こうして日本では、どんどん黒いピアノが広まっていくのです。

 

【国外では】

モーツァルトやベートーベン、ショパンなど、有名な作曲家に愛用されたピアノが、今でも大切に保存されていますが、ほとんどが黒ではなく木目仕上げ、あるいは美しい装飾が施されていたりするものばかりです。

そう、ヨーロッパでは、ピアノは木の楽器という考え方が受け継がれているのです。
だからバイオリンやチェロなどと同じように、黒い塗装を施すことなどしなかったのだと思います。

だから今でも、ヨーロッパでは木目ピアノが主流…と思っていたら、最近聞いた話では、ヨーロッパでも黒塗りが増えているとのこと。
そうなんだあ。

 

【コンサート用のピアノは黒が主流】

コンサートホールで使用されるのは、ピアノの中でもいちばん大きいサイズのピアノで、フルコンサートグランドと呼ばれます。
これは流石に世界中で黒塗りが主流です。

この理由は、演奏会の主役はピアノではなく、あくまでも演奏家ですから、彼ら(彼女ら)を引き立たせるために、ピアノは控えめな黒塗りということなのです。

 

筆者プロフィール

1952年神奈川生まれ。

神奈川大学卒業後、ヤマハの特約楽器店に入社。
調律、営業業務を31年間勤めた後、活動の場を広げるべくフリーランスとなる。

楽器店勤務の最後の10年間は、技術課、防音課、音楽教室などを管理するとともに、
ピアノショールームの店長を兼務し、ヤマハの特約店としてはほとんど前例のないスタインウェイやベーゼンドルファーなどの輸入ピアノの展示、販売を精力的に行う。

現在、ピアノの調律のかたわら、ピアノ分解セミナー、人材育成研修、音楽大学での講座などを行っている。

【著書】

ピアノはなぜ黒いのか(2007年 幻冬舎新書)
ピアノと日本人(2013年 DU BOOKS)


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はじめに

ピアノの処分や売却を考える人が増えている理由

使わなくなったピアノが自宅のスペースを占めている、古いピアノでも価値があるのか知りたい、という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。ピアノは大型で重量があるため、ご自身で処分するのは非常に困難です。しかし、適切な知識を持って専門業者に依頼することで、思わぬ価格で買い取ってもらえる可能性があります。

近年の調査によると、約9割の家庭でピアノが使われずに放置されている実態が明らかになっています。これは、ライフスタイルの変化や家族構成の変化により、ピアノが「使わないけど場所を取るもの」になっていることを示唆しています。

ピアノ移動・運搬費の相場とポイント

ピアノの移動・運搬費用は、ピアノの種類や設置環境、移動距離によって大きく変動します。特に個人宅でピアノを移動させる場合、特殊な作業が必要になるケースも少なくありません。

費用が高くなりやすいケース(階段作業、クレーン使用、導線の狭さ等)

以下のような状況では、特殊作業料金が加算され、移動費用が高額になりやすい傾向があります。

  • 階段作業: 2階以上にピアノが設置されており、階段を使って搬出する場合、1階ごとに5,000円~9,000円程度が加算されます。
  • クレーン使用: 窓からの吊り下げ搬出など、クレーンが必要な場合は追加費用が発生します。
  • 導線の狭さ: 搬出経路が狭く、ピアノを解体しなければ運び出せない場合、解体・組み立て費用として加算されることがあります。また、搬入後に増築したために搬出が困難になるケースもあります。
  • トラックの停車場所: 搬出場所の前の道路が狭く、大型トラックが停車できない場合も、追加料金が発生することがあります。

エリア・設置環境(戸建て2階・外階段・EV有無など)が与える影響

地域やエリア、そしてピアノの設置環境も費用に大きく影響します。

  • 戸建て2階(外階段あり): 外階段を利用する場合、追加費用が発生します。
  • マンション(エレベーターあり): エレベーターを利用できる場合でも、作業料が加算されることがあります。エレベーターのサイズによっては、利用できない可能性もあります。
  • 遠方や離島:北海道や沖縄、一部離島では運送費用が割高になる場合があります。

移動費用を安く済ませる方法

移動費用を抑えるためには、以下の点を考慮しましょう。

  • 搬出経路の正確な情報提供: 査定時に、ピアノを運び込んだ際の経路や現在の設置場所(階数、階段、エレベーターの有無、導線の広さなど)を正確に伝えることで、スムーズな見積もりと追加料金の発生を防げます。
  • 自分でできる範囲の準備: ピアノの周囲にある家具や障害物を事前に移動させておくことで、作業員の負担を減らし、スムーズな搬出に繋がります。

ピアノ買取の基礎知識

使わなくなったピアノを処分するのではなく、買取を検討することで、費用をかけずにお金を得られる可能性があります。

査定額から運搬費・出張費が差し引かれる注意点

多くの優良な買取業者は、出張料や査定料を無料としていますが、以下の費用が買取額から差し引かれるケースがあるため注意が必要です。

  • 特殊搬出費: 2階以上の場所からの搬出や、狭い導線、クレーン作業が必要な場合など、通常の搬出では困難な状況で発生する費用です。事前に業者に搬出経路を詳しく伝え、追加料金の有無を明確にしておきましょう。
  • トラックの停車が困難な場所: 搬出場所の状況により、トラックが近くに停車できない場合も追加費用が発生することがあります。

これらの費用が後から請求されるトラブルを避けるため、必ず査定前に総額を確認し、書面での見積もりを受け取るようにしましょう。

高く売れるピアノ&高く売るコツ

不要になったピアノを少しでも高く売るためには、いくつかのポイントがあります。

ピアノをできるだけ高く売るタイミングと方法

  • 需要が高い時期を狙う: ピアノは、春の新生活や習い事シーズン(2月~4月)、クリスマスやボーナス商戦期(11月~12月)に需要が高まります。この時期は買取価格が上がる傾向があるため、タイミングを見計らうと良いでしょう。
  • 思い立ったら早めに売る: アコースティックピアノは長持ちしますが、新しいモデルほど高く評価される傾向があります。

比較したいポイント(買取価格、対応エリア、費用説明の明確さなど)

  • 買取価格: 複数の業者から見積もりを取り、最高額を比較しましょう。一括査定サービスを活用すると効率的です。
  • 対応エリア:自宅が対象エリア内か事前に確認しましょう。全国対応のグランドギャラリー林を選ぶと安心です。
  • 費用説明の明確さ: 査定料、出張料、運搬費、特殊搬出費、キャンセル料などが明確に提示されているかを確認しましょう。「無料」と謳っていても、別途費用が発生するケースがあるため注意が必要です。
  • 買取対象となるピアノの種類: グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノなど、業者によって買取対象が異なります。ご自身のピアノが買取対象か確認しましょう。

まとめ

ピアノ買取・移動で損をしないために

ピアノの移動や買取を検討する際、最も重要なのは「情報収集」と「比較検討」です。使わなくなったピアノが自宅に眠っていても、「どうせ古いから価値がない」と決めつけずに、まずは専門業者に査定を依頼してみましょう。特に、ヤマハやカワイといった人気メーカーのピアノは、製造から年数が経過していても需要があるケースが少なくありません。

本記事を参考に最適な選択を

本記事で解説したピアノの種類ごとの相場、高く売るためのコツ、そして信頼できる業者の選び方を参考に、あなたのピアノにとって最適な選択をしてください。思い出の詰まった大切なピアノを、次に必要とする方へつなぐためにも、後悔のないスムーズな取引を目指しましょう。

 

 

中古ピアノのご売却をご検討の際は、
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はじめに

グランドピアノの導入を検討する際、多くの方が気にされるのが「重さ」と「床への影響」です。
特に新築住宅やマンションでは、「床補強は必要なのか」「設置して問題はないのか」といった不安を感じる方も少なくありません。
本記事では、グランドピアノの重量の目安、設置場所ごとの床耐性、床補強が必要となるケースと具体的な対策について、ピアノ専門の視点から分かりやすく解説します。「できれば床補強をしておきたい」「本当に必要か判断できない」とお悩みの方が、安心して判断できる情報をまとめました。

 

グランドピアノ設置時に気になる「重さ」と「床補強」

グランドピアノはその美しい音色と存在感から多くの人に愛されていますが、その重厚な造りゆえに「床が凹むのではないか」「補強は必要なのか」といった不安を抱く方も少なくありません。この記事では、ピアノの重さが床に与える影響を理解し、安全に設置するための具体的な方法と費用目安までを網羅的にご紹介します。

 

設置する建物タイプで異なる床の耐性

戸建て住宅(1階・2階)の場合

戸建て住宅の場合、木造床とコンクリート床で床の特性が異なります。

  • 1階への設置
    • 一般的な戸建ての1階であれば、建築基準法に基づいた耐荷重を満たしているため、多くの場合は補強なしでも問題ありません。
    • ただし、築年数の古い住宅や、ピアノ以外にも重い家具を多く置く場合は、床のたわみや歪みが発生するリスクがあるため、補強を検討するとより安心です。
  •  

  • 2階への設置
    • 2階にグランドピアノを設置する場合、1階と比べて床の耐荷重に注意が必要です。
    • 建築基準法の基準は満たしていても、長期間の集中荷重により床のたわみや軋みが生じる可能性があります。

 

マンションで注意したいポイント

マンションは鉄筋コンクリート造が多いため、一般的に床の強度は高く、グランドピアノの設置で通常の構造であれば床が抜ける心配はほとんどありません。しかしながら、築年数や床構造によっては事前確認が重要です。

  • 管理規約の確認
    • ピアノの設置を検討する際は、まずマンションの管理組合に相談し、楽器演奏に関する管理規約を確認しましょう。
    • 演奏可能時間帯の制限や搬入経路について取り決めがある場合があります。
  •  

  • 防音対策
    • 床の強度以上に、マンションでは防音対策が重要になります。
    • 階下への音漏れや振動を軽減するために、インシュレーターや防音マットの使用が有効です。
    • 本格的な防音室を設置する場合は、その重量も考慮し、床補強が必要になることがあります。

 

新築の場合の設計段階の配慮

新築住宅にグランドピアノを設置する場合は、設計段階からピアノの設置場所を明確に伝えておくことが最も理想的です。

  • 構造計算への加味
    • 建築会社にピアノの設置を伝え、重量を構造計算に加味してもらいましょう。
    • 根太の増量や鋼製梁・鋼製束の設置など、必要な床補強を設計に盛り込むことで、将来的なトラブルを防ぎ、費用も抑えられます。
  •  

  • 配置の検討
    • ピアノの周囲には調律やメンテナンスのためのスペース、演奏スペースの確保が必要です。
    • 直射日光やエアコンの風が当たらない、湿度変化の少ない場所を選ぶことがピアノの寿命を延ばすことにつながります。

 

フローリングなど床材別の耐荷重

一般的な住宅の床は、建築基準法により1平方メートルあたり180kgの積載荷重に耐えられる構造が基本です。

  • 木造床(根太工法・剛床工法)
    • 根太工法は振動や騒音を減らす効果がありますが、剛床工法に比べて強度は劣ります。
    • 剛床工法は床全体で支えるため強度が高いですが、音が響きやすい傾向があります。
  •  

  • コンクリート床
    • 強固で大きな負担に耐えられますが、施工バランスやひび割れがある場合は補強が必要になることがあります。
  •  

  • フローリング
    • 管理がしやすく適度な強度がありますが、ピアノの脚部からの集中荷重により凹みや傷がつきやすいため、保護対策が推奨されます。

 

グランドピアノ設置時の床補強の必要性判定

建築基準法・設計基準について

日本の建築基準法では、住宅の居室の積載荷重は1平方メートルあたり180kgに耐えられる構造と定められています。この基準からすると、多くのグランドピアノは1平方メートルあたりの重量が180kg未満であるため、建築基準法上は補強不要と判断されるケースが多いです。しかし、この基準は床が「破壊されない」ことを示すものであり、床の「たわみや沈み」を許容するものです。

 

床補強の具体策と費用目安

床補強の工法

床補強には、建物の構造や設置場所に応じていくつかの工法があります。

  • 床下からの補強
    • 床下に潜って作業ができる場合、鋼製束の追加設置や根太の増設、太い根太への交換、床材の厚みを増すといった方法があります。
    • これにより、ピアノの荷重を分散させ、床全体の強度を高めます。
  •  

  • 床を剥がしての補強
    • 床下に潜れない場合や、より大規模な補強が必要な場合は、既存のフローリングを剥がして下地を補強し、新しい床材を張る工事が必要になります。
    • 床下の土がむき出しの場合は、コンクリートを打設するなどの対策も行われます。

 

先行補強(新築)と後付け補強の違い

  • 先行補強(新築時)
    • 新築時に設計段階でピアノ設置を決めていれば、構造計算に反映させ、あらかじめ必要な補強工事を行うことができます。
    • 部材の位置調整や根太の増量などが可能で、費用も比較的安価に抑えられます(1坪あたり1万円前後、グランドピアノで3~5万円程度)。
    • 窓や照明の位置なども考慮できるため、ピアノにとって最適な環境を整えやすいというメリットがあります。
  •  

  • 後付け補強(リフォーム)
    • 既存住宅に後から補強工事を行う場合、床下からの鋼製束設置であれば5万~10万円程度が目安です。
    • 床を剥がしての工事が必要な場合は、床材の張り替え費用も加わります。
    • 新築時に比べて費用が高くなる傾向があり、また既存の床材が廃盤になっている場合は、補修跡が目立つ可能性もあります。

 

自分でできる床補強対策(簡易分散や床保護グッズ)

本格的な床補強工事が難しい場合でも、自分でできる簡易的な対策で床への負担を軽減できます。

  • インシュレーターの設置
    • ピアノの脚の下にはめる皿状の部品で、荷重を分散させる効果があります。
    • ゴム製、プラスチック製、木製などがあり、防音や地震対策にも有効です。
    • グランドピアノの場合は、インシュレーターの下にフラットプレートを重ねて設置するとさらに荷重を分散できます。
  •  

  • ピアノボード/フラットボードの設置
    • ピアノの下に敷くことで、重量を広範囲に分散させ、床へのダメージを軽減します。
    • アップライトピアノ専用のフラットボードは、ペダルの使用時にも邪魔になりません。
    • ホームセンターで入手できるタイルカーペットやラグ、ベニヤ板、コンパネなどで代用することも可能です。
  •  

  • 防音・防振マット
    • 振動を吸収し、階下への音漏れを軽減します。特にマンションや2階への設置で有効です。
    • 断熱効果が期待できるタイプもあります。

 

安全・快適にピアノを設置するための注意点

2階やマンション高層階設置の注意

2階やマンションの高層階にグランドピアノを設置する場合は、以下の点に特に注意が必要です。

  • 耐荷重の再確認
    • 1階に比べて床の耐荷重が異なる場合があるため、必ず施工業者や管理会社に確認しましょう。
    • 特に古い建物や木造住宅では、床補強を検討してください。
  •  

  • 搬入経路の確保
    • グランドピアノはサイズが大きく重いため、階段やエレベーターでの搬入が難しい場合があります。
    • その場合、クレーン車による窓からの搬入が必要になります。事前に窓のサイズや周辺の駐車スペース、電線の有無などを確認し、運送業者と打ち合わせを行いましょう。
  •  

  • 防音・防振対策
    • 集合住宅や2階への設置では、階下や隣室への音や振動の伝達に配慮が必要です。
    • 高性能のインシュレーターや防音マットの使用、演奏時間の制限などを検討しましょう。

 

専門家に相談するメリット

  • 正確な診断
    • 専門家は、床のたわみや建物の構造を正確に診断し、最適な補強方法を提案してくれます。
  •  

  • 失敗のリスク軽減
    • 経験豊富な専門業者に依頼することで、設置や補強に関するトラブルを未然に防ぎ、長期的な安心感を得られます。
  •  

  • 法規制への対応
    • 建築規制や安全基準に適合した施工を行うため、専門家の知識が不可欠です。
  •  

  • 搬入・設置のノウハウ
    • ピアノ専門の運送業者は、ピアノの特性を理解しており、安全かつ確実に搬入・設置を行います。

 

まとめ

最適な設置と床補強の進め方

「床補強は絶対必要か」「できればやりたいが悩んでいる」という方にとって、最も確実なのは、まず専門家に相談することです。新築であれば設計段階で建築会社にピアノの設置を伝え、構造計算に含めてもらうのが理想的です。既存住宅の場合は、床の状態を診断してもらい、必要に応じて適切な補強工事を検討しましょう。また、本格的な補強工事が難しい場合でも、インシュレーターやピアノボードなどの床保護グッズを活用することで、床への負担を軽減し、安心してピアノを楽しむことができます。

大切なピアノを安心して長くご使用いただくため、本記事でご紹介した情報が設置環境や床補強の検討にお役立ていただけましたら幸いです。

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お客様の声

                   

我が家に新しい響きをもたらしてくれました。

留学時代の恩師も、来日の際に弾きにいらして下さり、お墨付きを頂きました。グランドギャラリーでの出会いを大切にしていきたいです。

                       

東京都 スタインウェイ B211

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