ピアノの情報ブログ

ピアノの情報ブログの使命は、あらゆるピアノの情報を共有し、 皆様の素晴らしいピアノライフを応援することです。

DIAPASON(ディアパソン) D183BG 中古グランドピアノ 重厚な響きと落ち着いた気品

ディアパソンピアノは、日本で「ヨーロッパ製のピアノに負けないピアノを」という目標で、当時、天才的技術者と言われた大橋幡岩さんが、ドイツのベヒシュタインピアノをモデルに理想的なピアノをめざし設計、製作したブランドです。

こちらのピアノは、ワインレッド調の外装が美しい木目グランドピアノ。

アールデコ調の透かし譜面台や脚部分のゴールドの金属パーツが高級感を演出。

商品画像
商品画像

商品情報

メーカー名 DIAPASON (ディアパソン)
型番 D183BG
ウォルナット
仕上げ ナチュラル半艶仕上げ塗装
製造年 1991年
高さ 102cm
150cm
奥行 183cm
重量 310kg
ペダル数 3本ペダル(ソステヌートペダル付)
製造国 日本
その他
タイプ 中古グランドピアノ
商品番号 925020256

以下の商品について詳しくご覧いただけます。

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YAMAHA(ヤマハ) A1L 中古グランドピアノ 小さなボディに、大きな感動を詰め込んだ小型グランド

「ヤマハ A1L」は、グランドピアノとしての高度な音楽表現はそのままに、コンパクトサイズを実現したヤマハの小型グランドピアノの人気モデルです。

幅146㎝、奥行が149㎝の本体は6畳未満の部屋にも設置可能です。

設置スペースに限りがあるがグランドピアノが欲しい方、一般ユーザーはもちろん、音大生や教室のレッスン機としてもお勧め致します。

商品画像
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商品情報

メーカー名 YAMAHA (ヤマハ)
型番 A1L
仕上げ 艶出し塗装
製造年 2010年
高さ 99cm
146cm
奥行 149cm
重量 269kg
白鍵 アクリルペット
黒鍵 フェノール
ペダル数 3本ペダル(ソステヌートペダル付)
ハンマー A1L専用ハンマーアクション
製造国 日本
その他 ソフトランディング機構(鍵盤蓋)
タイプ 中古グランドピアノ
商品番号 G325080300

以下の商品について詳しくご覧いただけます。

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全国から多数のピアノ買取ありがとうございます!

中古ピアノ(アップライト・グランド)の高価買取を実施中です。

2025年10月6日までの1週間で230台以上のピアノをお引き取りしました。

中古ピアノ 全国対応 出張買取 宅配買取 年間1万台以上の実績 グランドギャラリー

メーカー 機種 都道府県
YAMAHA C3 千葉県
YAMAHA U3C 東京都
YAMAHA U3A 佐賀県
ASAHI NA 埼玉県
YAMAHA U1E 神奈川県
YAMAHA U1E 神奈川県
YAMAHA W106 神奈川県
YAMAHA U1A 長崎県
DIAPASON 126M 佐賀県
YAMAHA HQ100 神奈川県
WAGNER 26 神奈川県
YAMAHA U3H 福岡県
KAWAI US7X 福島県
KAWAI NS15M 秋田県
YAMAHA U1H 東京都
YAMAHA U3H 神奈川県
YAMAHA U10Bl 神奈川県
YAMAHA U1M 三重県
YAMAHA UX3 大阪府
KAWAI US55 愛知県
YAMAHA C3B 千葉県
YAMAHA W106B 熊本県
YAMAHA U1A 神奈川県
HELMAN 3A 愛知県
YAMAHA YUA 福岡県
YAMAHA U3H 神奈川県
YAMAHA U3H 神奈川県
YAMAHA YU11W-SD 静岡県
YAMAHA U1D 山口県
KAWAI K400 千葉県
YAMAHA U3A 岐阜県
KAWAI DS8E 兵庫県
KAWAI US50 愛媛県
KAWAI BL61 神奈川県
KAWAI NS10 大阪府
YAMAHA U3H 長崎県
KAWAI KU3D 兵庫県
KAWAI Ku50 千葉県
YAMAHA G2A 東京都
YAMAHA UX300_silent 東京都
SCHWESTER 50 宮城県
etc.

 

ピアノを始めるお子様とご家族へ

お子様がピアノを始めることは、親御さんにとって大きな喜びと同時に、どのようなピアノを選べば良いのかという悩みを伴うものです。特に、初めてのピアノ選びでは、お子様が楽しく長く続けられるか、そして音楽的な成長をサポートできるかという点が重要になります。本記事は、そうした親御さんの疑問や不安を解消し、お子様に最適な一台を見つけるための一助となることを目指しています。

初心者こそアコースティックピアノを!

「まだ続くかわからないから、最初は電子ピアノでいいのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お子様の音楽的な成長、特に正しい演奏技術や表現力を養うためには、アコースティックピアノが断然おすすめです。アコースティックピアノは、鍵盤を叩くハンマーが弦を振動させて音を出す生楽器であり、指の力の入れ具合やタッチの深さによって音色や表現が無限に変化します。この繊細な変化を感じ取ることで、お子様は音感や表現力を豊かに育むことができます。

電子ピアノも近年性能が向上していますが、アコースティックピアノの持つ「生の音」の響きや、演奏者の意図を忠実に反映するタッチ感は、お子様の耳の育成や指のコントロール練習において非常に重要です。正しい奏法を最初から身につけるためにも、初めてのピアノにはアコースティックピアノをおすすめします。

子ども用ピアノ選びの基本ポイント

お子様の初めてのピアノを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。特に、リビングに設置することを想定した小型のアコースティックピアノの場合、デザイン性、タッチ感、音質、サイズに注目しましょう。

デザイン性とインテリアへの馴染みやすさ

ピアノは一度購入すると長く使うものなので、ご自宅のインテリアに調和するデザインを選ぶことが大切です。

:ポピュラーな黒の鏡面仕上げの他に、ホワイトやナチュラルな木目タイプも人気です。お部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。

デザイン:オーソドックスなデザインの他に、優雅な猫脚のチッペンデールデザインや、シンプルなデザインで飽きずに長く愛用できるモデルもあります。

タッチ感・音質・サイズの注目点

アコースティックピアノは、電子ピアノに比べて重量があり、サイズも大きめですが、アップライトピアノであれば比較的コンパクトに設置できます。

サイズ:アップライトピアノの一般的なサイズは幅150cm×高さ120cm×奥行60cm程度で、1畳ほどのスペースがあれば設置可能です。リビングに置く場合は、高さ110cm台のコンパクトモデルも検討すると良いでしょう。背の高さは音色や音の大きさに影響し、一般的に背が高いほど弦が長くなり、豊かで深みのある音色になります。

タッチ感:アコースティックピアノは、指で鍵盤を押す力の加減によって音色や表現が変わるため、タッチ感を重視することが大切です。電子ピアノの軽い鍵盤に慣れてしまうと、アコースティックピアノの弦の重さに対応しにくくなることがあります。

音質:生ピアノならではの豊かな響きと倍音は、お子様の耳の育成に繋がります。譜面台の横や下前板に隙間を設ける「トーンエスケープ」機能があるモデルは、音がクリアに響きやすくなります。

設置場所と防音性:ピアノは背面から音が出る構造のため、隣家と面しない壁やふすまなどを背にして置くのがおすすめです。外壁と面する場合は、壁から10~15cm程度離して設置すると良いでしょう。マンションや集合住宅の場合は、消音機能付きのサイレントピアノを選ぶことで、周囲に配慮しながら練習できます。

初めてのピアノにおすすめのアコースティック小型ピアノ5選

お子様の初めてのピアノにおすすめの小型アコースティックピアノを5台厳選!
リビングにも馴染みやすいデザインと、お子様の成長をサポートする音質・タッチ感を兼ね備えたモデルを選んでいます。安心の大手ブランドを中心にピックアップしました♪
どれも在庫1点限りですので、お問い合わせはお早めに!!

YAMAHA(ヤマハ)b121

インドネシア工場で生産を行うことでお手頃価格を実現した、ヤマハの現行モデルです。高さ121㎝と見た目、響き共にバランスに優れ、ヤマハらしい明るく煌びやかな音色が魅力的です。

YAMAHA(ヤマハ)YM10

ヤマハの現行モデルでいうと『YU10』に該当するモデルです。日本国内で製造され、当時のスタンダードモデルかつ高年式と中古でも人気の高いモデルの一つです。

KAWAI(カワイ)NF15

艶消しナチュラル調のブラック外装が、シックな印象を与えてくれます。可愛らしいまろやかな音色と、小型ながらもはっきりとした発音が魅力的な一台です。

DIAPASON(ディアパソン)DR125BF

河合楽器が製造を手掛け、設計を大橋幡岩氏というピアノ設計・製作者が行ったブランドです。世界三大ブランド・ベヒシュタインをモデルに、澄み切った中立音が美しく、ドイツ製『レンナーハンマー』が使用されていることも魅力の一つです。

MARCHEN(メルヘン)MS30

河合楽器のセカンドブランドとして河合楽器で製造されていたブランドです。ホワイトに再塗装されたことにより、ナチュラル調のインテリアからホワイト基調のお部屋にも合わせやすい一台です。ブランドバリューによりお手軽にお迎えいただける価格帯が魅力的です。

購入時に気になるQ&A

ピアノのお手入れ・メンテナンスは必要?

アコースティックピアノは「生き物」とも呼ばれるほどデリケートな楽器であり、長く良い状態で使い続けるためには定期的にお手入れとメンテナンスが必要です。

日常のお手入れ

外装面:柔らかい毛ばたきでホコリを優しく払い、固く絞った柔らかい布で手垢や汚れを拭き取ります。鏡面仕上げの場合は専用のツヤ出し剤を使用すると光沢を保てます。

鍵盤:演奏後は乾いた柔らかい布で拭きましょう。汚れが気になる場合は、固く絞った布で水拭きし、乾拭きで仕上げます。鍵盤を傷める可能性があるため、アルコールやベンジンは絶対に使用しないでください。

定期的なメンテナンス

調律:ピアノの音程を保つために、1年に1~2回の調律が推奨されます。新品のピアノは音が狂いやすいため、最初の数年は年に2~3回程度の調律が必要となることもあります。

内部の掃除:ピアノの内部は複雑でデリケートなため、ご自身での掃除は避け、調律の際に専門の調律師に依頼しましょう。

適切な設置環境とは?

ピアノは温度20℃前後、湿度50%前後 が理想的な環境です。直射日光が当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所は避け、壁から10~15cm程度離して設置しましょう。

失敗しない中古ピアノの選び方

予算を抑えつつ良質なピアノを手に入れたい場合、中古ピアノも魅力的な選択肢です。失敗しないために以下のポイントに注意しましょう。

専門店の利用 :中古ピアノは、専門知識を持ったピアノ専門店で購入することをおすすめします。整備状況や保証についてしっかりと確認できます。

試弾の重要性:実際に試弾し、音色や鍵盤のタッチ感がご自身やお子様の好みに合うかを確認しましょう。可能であれば、複数のピアノを弾き比べてみてください。

状態:消耗パーツの消耗度合いや、交換パーツの有無について確認しましょう。グランドギャラリーでは、展示前に消耗パーツの消耗を確認し、規定値に及ばないものは新品パーツへ交換を行っているのでご安心いただけます。外装の傷や内部の状態も実際に見ておくと安心です♪

搬入経路の確認:アップライトピアノは200kg以上の重量があるため、ご自宅の搬入経路(玄関、廊下、部屋の扉など)の幅を事前に測定し、搬入が可能か確認しておきましょう。古い木造住宅の2階以上に設置する場合は、床の補強が必要になる場合もあります。

アコースティックピアノを選ぶ理由

お子様の初めてのピアノ選びで迷っているなら、アコースティックピアノを強くおすすめします。電子ピアノにはない、アコースティックピアノならではのメリットが、お子様の成長と上達を大きく後押ししてくれるでしょう。

お子さまの成長と音楽的なメリット

感性豊かな音色の習得アコースティックピアノは、鍵盤を叩く指の強さや速さ、離し方といった微妙なタッチの違いで音色が無限に変化します。この「生きた音」に触れることで、お子様は音の持つ多様な表情を感じ取り、軽やかな音、切れ味のある音、重厚な音など、豊かな表現力を自然と身につけることができます。電子ピアノでは再現しきれない倍音豊かな響きは、お子様の耳を育み、音楽的な感性を養う上で非常に重要です。

正しいタッチの習得と指の育成アコースティックピアノの鍵盤は、ハンマーが弦を叩く重みを指に感じることができます。この重みを体験しながら練習することで、指一本一本に適切な力を加える感覚や、指先のコントロール能力が向上します。電子ピアノの軽い鍵盤に慣れてしまうと、アコースティックピアノを弾いた際に指が弱く感じられたり、変な癖がついてしまったりする可能性があります。最初から正しい奏法を身につけることが、将来のより高度な演奏技術の習得に繋がります。

脳の発達への好影響ピアノ演奏は、楽譜を目で追いながら右手と左手で異なる動きをし、さらに足でペダルを操作するなど、脳の様々な部位を同時に活性化させます。特に、左右の脳を繋ぐ「脳梁」を太くし、左右の脳の連携を円滑にすると言われています。これにより、集中力、記憶力、問題解決能力といったHQ(人間性知能)の向上が期待でき、音楽的な能力だけでなく、お子様の全般的な知能発達にも良い影響を与えることが脳科学的にも証明されています。

練習・上達しやすい環境作り

「本物の音」によるモチベーション維持自分で奏でた音が目の前で生まれ、その音色が弾き方によって変化する感動は、お子様の練習意欲を掻き立てます。電子ピアノのように録音された音ではなく、空気を通して直接耳に届く生音は、お子様に「もっと弾きたい」「もっと良い音を出したい」という探求心とモチベーションを与え、練習の継続と上達に繋がります。

電子ピアノや他機種と迷っている方へ

電子ピアノは、音量調節が可能でヘッドホンを使えば夜間でも練習できる、調律が不要でメンテナンス費用がかからない、軽量で移動が比較的容易といったメリットがあります。しかし、お子様の本格的なピアノ学習を考えるならば、アコースティックピアノが持つ「本物の音」と「本物のタッチ感」は、代えがたい価値があります。

もし、住宅環境や騒音の問題が気になる場合は、後付けで消音機能(サイレント機能)を搭載できるアコースティックピアノを検討するのも良いでしょう。これにより、アコースティックピアノの良さを保ちつつ、必要に応じて電子ピアノのようにヘッドホンでの練習も可能になります。

お子様がピアノを始めたばかりの「導入期」は、正しい演奏フォームを身につけ、豊かな感性を育む上で非常に大切な時期です。この時期に「本物」に触れる経験は、お子様の将来の音楽人生に大きな影響を与えるでしょう。

まとめ

初めて選ぶならアコースティックピアノが断然おすすめ!

お子様の初めてのピアノ選びでは、「いつまで続くか分からない」という不安から電子ピアノを検討される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お子様の音楽的な感性や正しい演奏技術を育む上で、アコースティックピアノがもたらすメリットは計り知れません。指のタッチによって無限に変化する音色、そして弦の振動が身体に伝わる感覚は、電子ピアノでは決して味わえない「本物の音楽体験」です。この体験こそが、お子様の耳を育て、表現力を豊かにし、ピアノを長く楽しく続けるための原動力となるでしょう。

リビングに置くことを想定した小型のアップライトピアノであれば、スペースの制約があるご家庭でも設置しやすいモデルが多数存在します。また、木目調やホワイトなど、インテリアに馴染みやすいデザインを選べば、お部屋の雰囲気を損なうことなく、音楽のある豊かな生活を実現できます。

楽しいピアノライフの第一歩を応援します

ピアノは、お子様の集中力、記憶力、協調性といった「人間性知能(HQ)」を高めるとも言われています。単なる習い事としてだけでなく、お子様の総合的な成長をサポートする大切なパートナーとなるでしょう。高価な買い物だからこそ、お子様の未来を見据え、ぜひアコースティックピアノを第一候補としてご検討ください。

この記事が、お子様とご家族にとって最高のピアノと出会い、楽しいピアノライフの第一歩を踏み出すためのお手伝いとなれば幸いです。


国内最大級のピアノショールーム「グランドギャラリー岡崎」では「合計150台以上」のピアノを展示しています♪
初めてのピアノにもオススメなアップライトピアノ“約80台”!
より繊細な表現を叶えてくれるグランドピアノ“約70台”!
ヤマハ・カワイなどの国産ピアノをはじめ、輸入ブランドまで幅広く取り揃えており、あなたのお好みの1台をご紹介いたします!

当社は20年以上の実績、累計150,000台以上の販売実績を誇り、年間10,000台以上の買取・販売(国内外)を行っております。
総在庫は4,000台を超えており、そのうち2,000台は自社管理の在庫として保有しています。

ピアノショールームにて、選び抜かれたピアノを全国のお客様にご提案しています。
ぜひ、圧巻のショールームで「あなただけの1台」をお選びください♪

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マンションでピアノを楽しみたい人のために

マンションなどの集合住宅でピアノを演奏したいと考えている方にとって、音の問題は避けて通れない課題です。趣味でピアノを弾きたい大人の方や、本格的な練習に打ち込みたい方が、周囲に気を遣うことなく快適なピアノライフを送るためには、適切な防音対策が不可欠です。

しかし、ピアノの防音対策は多岐にわたり、どこまで対策すれば良いのか、どのような方法があるのか、費用はどれくらいかかるのかといった疑問を抱えている方も多いでしょう。本記事では、そのような疑問にお答えし、マンションでのピアノ演奏を叶えるための具体的な防音対策について詳しく解説します。

マンションでのピアノ演奏の現実

管理規約や物件種別による演奏可否

マンションでピアノを演奏する際には、まずその物件の管理規約を確認することが重要です。管理規約には楽器演奏の可否が記載されており、「楽器演奏禁止の物件」「楽器演奏が許可されている物件(演奏できる楽器や時間が制限されている場合あり)」「24時間いつでも演奏しても良い物件」の3種類があります。

もし楽器演奏が禁止されているマンションに住んでいる場合、どんなに小さな音で演奏してもトラブルになる可能性があるため、演奏が許可されている物件への引っ越しを検討する必要があるでしょう。楽器演奏が許可されているマンションであっても、演奏時間帯の制限が設けられていることが一般的です。例えば、早朝や深夜の演奏は不可とされていることが多いです。

ピアノの音はどこから漏れる?響板と伝播音を理解

ピアノの音は、演奏者が考えている以上に広範囲に伝わり、近隣住民にとって騒音となる可能性があります。効果的な防音対策を行うためには、まず音がどのように発生し、伝わるのかを理解することが重要です。

アップライトピアノとグランドピアノの構造の違い

ピアノは弦楽器と打楽器の要素を併せ持つ鍵盤楽器です。鍵盤を押すとハンマーが弦を叩き、その振動が「響板」に伝わって増幅され、音として私たちの耳に届きます。この「響板」の位置が、アップライトピアノとグランドピアノで大きく異なります。

アップライトピアノアップライトピアノは縦型の構造で、響板がピアノの背面(弾き手から奥側)に位置しています。そのため、音の多くは背面方向に出ます。壁にぴったりと設置した場合、音が壁を伝って隣室や上下階に漏れやすくなります。

グランドピアノグランドピアノは弦が水平に張られており、響板がピアノの底面全体に広がっています。この構造のため、音は上下方向(特に床方向)に大きく響きやすく、音量もアップライトピアノの1.2~1.5倍程度になると言われています。屋根を開けることでさらに音が広がるため、より広範囲への防音対策が必要になります。

空気伝播音・固体伝播音とは

ピアノから出る音は、「空気伝播音」と「固体伝播音」の2種類に分類されます。

空気伝播音(空気音)空気が振動して伝わる音です。ピアノの「音色」そのものがこれに該当します。壁や窓、ドアなどを介して隣室や屋外に漏れ出します。壁や窓の密度が低かったり、隙間があったりすると、音が通り抜けやすくなります。

固体伝播音(固体音)床や壁、天井などの建物の構造自体が振動することで伝わる音です。ピアノの打鍵音やペダル操作による振動、椅子の移動音などがこれにあたります。固体伝播音は、糸電話のように建物の構造体を伝わり、隣室や上下階だけでなく、斜め下の部屋など広範囲に伝わる特性があります。マンションにおけるピアノの騒音トラブルは、この固体伝播音によるものがほとんどだと言われています。

ピアノの防音対策では、この空気伝播音と固体伝播音の両方に対して対策を講じることが重要です。どちらか一方の対策だけでは、十分な効果は期待できません。

生活音とピアノ音量の比較(デシベルと体感の目安)

ピアノの音量は非常に大きく、日常生活における他の音と比較すると、その対策の必要性がより明確になります。音の大きさは「デシベル(dB)」という単位で表されます。

騒音とデシベルの目安

40dB:図書館の中、家庭用エアコンの音(静かだと感じるレベル)

60dB:普通の会話(日常的に聞こえるレベル)

70dB:大きめの声、テレビの音(少しうるさいと感じ始めるレベル)

80dB:電車の車内、救急車のサイレン(うるさいと感じるレベル)

90dB:ピアノ(趣味の練習)、騒々しい工場内(かなりうるさいと感じるレベル)

100dB:ピアノ(プロの演奏)、地下鉄の構内、電車が通るガード下(極めてうるさいと感じるレベル)

一般的に、人が「うるさい」と感じ始めるのは50dB以上と言われています。住宅地の騒音基準は昼間で55dB以下、夜間で45dB以下とされており、ピアノの音量(90~110dB)はこれを大幅に上回ります。

壁越しに聞こえるピアノの音は50~65dB程度になることがありますが、これは家庭用エアコンの室外機や走行中の自動車内と同じくらいの音量です。たとえこのレベルまで音量が下がっても、演奏される時間帯や音質(周波数特性)によっては、不快に感じられる可能性があります。音の大きさだけでなく、音色や音の伝わり方、そして受け手の感じ方によって「騒音」となるため、事前の対策が非常に重要です。

防音グッズ&対策アイデア集

マンションでピアノを楽しむためには、様々な防音グッズや対策アイデアを組み合わせることが効果的です。ここでは、定番のアイテムから本格的な設備、低コストで実践できる工夫までをご紹介します。

定番!防音マット・パネル・カーテン

手軽に導入できる防音グッズとして、以下の3点が挙げられます。

防音マット床への固体伝播音対策に最も効果的です。ピアノの打鍵音やペダルの操作音、椅子の移動音など、床を介して階下や隣室に伝わる振動音を軽減します。ゴム製や特殊な多層構造を持つものが多く、厚さ5~10mm程度が目安です。

効果: 約10~15dBの軽減が期待できます。日常会話の音量(60dB)が、エアコンの室外機の音量(50dB)程度になる感覚です。

費用感: 1~3万円程度。

具体例: ピアリビングの「静床ライト」や「P防振マット」、イトマサの「防音じゅうたん」など。

防音パネル・吸音パネル空気伝播音対策として、壁に設置することで音の反響を抑え、外部への音漏れを防ぎます。

効果: 約10~20dBの軽減が期待できます。怒鳴り声(90dB)が普通の会話(60dB)程度まで下がる感覚です。

費用感: 1枚4,000円~5,000円程度から、数万円するものまで様々。

具体例: ピアリビングの「ワンタッチ防音壁」や「ポリリーフ」、東京防音の「防音ECOパネル」「ホワイトキューオン」など。アップライトピアノの背面に特化したパネルもあります。

防音カーテン窓は壁よりも薄く、音漏れしやすい箇所です。厚手で密度の高い生地、または多重構造の防音カーテンを設置することで、窓からの空気伝播音を防ぎます。

効果: 約5~10dBの軽減が期待できます。

費用感: 3,000円程度から、高機能なものだと数万円。

ポイント: 窓枠よりも大きいサイズを選び、隙間なく取り付けることが重要です。

サイレントユニット・防音室など本格的な設備

より本格的な防音対策としては、以下の設備が考えられます。

サイレントユニット(消音ユニット)アコースティックピアノに後付けで取り付けることで、生のピアノの音を消し、ヘッドホンで演奏できる機能です。日中は生音で、夜間はヘッドホンで練習するなど、時間帯によって切り替えが可能です。

効果: ピアノ本体からの音をほぼ完全に消音し、ヘッドホンでの演奏が可能になります。固体伝播音(打鍵音やペダル音)は残るため、床対策は別途必要です。

費用感: アップライトピアノ用で約20万円~、グランドピアノ用で約30万円~(本体価格+取り付け費用)。

注意点: ピアノのタッチや音色にわずかな変化が生じる場合があります。

簡易防音室(ユニット型防音室)部屋の中に組み立て式の防音室を設置する方法です。工事期間が短く、分解して移動できるため賃貸物件でも導入しやすいメリットがあります(ただし管理会社の許可が必要)。

効果: 高い防音効果が期待でき、思い切り演奏できる環境が整います。Dr-40~Dr-50程度の遮音性能が目安です。これにより、ピアノの音(90~100dB)がひそひそ声(30dB)やほとんど聞こえないレベル(20dB)まで減衰する可能性があります。

費用感: 2~3畳程度で20万円~200万円程度。広さや遮音性能によって大きく変動します。

注意点: 部屋の中に部屋を作るため、室内のスペースが狭くなります。重量制限にも注意が必要です。

低コストで効果的なアイテム例と実践術

大きな費用をかけずにできる防音対策もいくつかあります。

ピアノの設置場所の工夫

壁からの距離を確保: アップライトピアノの場合、背面から音が出るため、壁から5~10cm程度離して設置することで、壁への音の伝わりを軽減できます。

隣室と接していない壁を選ぶ: ピアノを置く部屋の、隣室と接していない壁側に設置することで、音漏れのリスクを減らせます。

家具の配置: ピアノのある部屋の隣室と接する壁面に、本棚やタンスなどの背の高い家具を配置することで、簡易的な防音壁としての効果が期待できます。特に衣類が収納されたタンスは吸音効果も持ちます。

ピアノ本体の工夫

蓋を閉めて演奏: グランドピアノの場合、蓋を閉めることで音量を下げられます。

マフラーペダルの使用: アップライトピアノの真ん中のペダル(マフラーペダル)を踏むことで、ハンマーと弦の間にフェルトが入り、音量を約1/3程度に抑えることができます。

防音インシュレーター: ピアノの脚の下に防振ゴム製インシュレーターを設置することで、床への振動伝達を軽減します。約2万円程度で購入可能です。

その他の低コスト対策

段ボールの活用: 緊急の応急処置として、段ボールを壁や窓に貼り付けると吸音効果が期待できます。ただし見た目は良くありません。

防音テープ: 窓やドアの隙間を塞ぐ防音テープを貼ることで、隙間からの音漏れを防げます。数百円~1,000円程度で購入可能です。

これらの対策は、組み合わせて行うことでより高い効果を発揮します。まずは手軽にできるものから試し、効果を見ながらステップアップしていくのがおすすめです。

ピアノの種類別・防音対策チュートリアル

ピアノの種類によって音の出る方向や響き方が異なるため、それぞれに合わせた防音対策を行うことが重要です。ここでは、アップライトピアノ、グランドピアノ、電子ピアノの3種類について、重点的に行うべき対策を解説します。

【アップライトピアノ】壁・床・背面からの音漏れ対策

アップライトピアノは、その構造上、音の多くがピアノの背面から出ます。そのため、背面が接する壁や、床への振動対策が特に重要になります。

背面に遮音材・吸音材を貼るアップライトピアノの背面には共鳴板があるため、背面から出る空気伝播音が壁を通して隣室に伝わりやすいです。

対策: ピアノの背面に「防音ECOパネル」や「ナンバーチューン」などの遮音材や吸音材を貼ります。これにより、背面からの音漏れを約16~22dB程度軽減できるとされています。これは、騒がしい工場内(90dB)が、電車が通るガード下(80dB)程度になる感覚です。

費用感: 2万円~8万円程度。

壁全体への対策ピアノを置く部屋の壁全体に防音壁を設置することも、隣室への空気伝播音対策として非常に有効です。

対策: ピアリビングの「ワンタッチ防音壁」や「ポリリーフ」、または「ホワイトキューオン厚み50mm」などを壁一面に設置します。

費用感: 防音壁の種類や範囲によりますが、1枚4,000円~5,000円程度から、部屋全体で数万円~数十万円。

床に防振材・遮音材を敷くアップライトピアノの打鍵音やペダル音は、固体伝播音として床から階下や隣室に響きやすいです。

対策: ピアノの脚の下に「防振インシュレーター」を設置し、さらにその下に「P防振マット」や「防振ベース」「静床ライト」といった防音・防振マットを敷き詰めます。これらの組み合わせにより、階下への振動音を大幅に軽減できます。例えば「P防振マット」は約20%の衝撃音を小さくし、「防振ベース」は約30%の音を軽減すると言われています。これは、走行中の電車内(80dB)が、掃除機の音(70dB)程度になる感覚です。

費用感: 防振インシュレーター約2万円、防音マット約1万円~3万円程度。

【グランドピアノ】階下・床への振動&響きへの対策

グランドピアノは響板が底面にあり、音全体が広がりやすいため、アップライトピアノよりもさらに広範囲かつ本格的な防音対策が必要です。特に床への振動対策と、部屋全体の音響対策が重要になります。

床への徹底的な防振・遮音対策グランドピアノの響板は床に近いため、打鍵やペダルによる振動が直接床に伝わり、階下への固体伝播音として大きな問題となります。

対策: ピアノの脚の下に防振インシュレーターを設置するだけでなく、ピアノ全体を覆うように「防音・防振ステージ」や「P防振マット」「大建工業 防振ベース」などを敷き詰めます。可能であれば、床面とピアノの間に空気層を作る「ピアノ架台」も非常に有効です。これらの対策により、階下への固体伝播音を大幅に低減できます。例えば「防振ベース」は耳に聞こえる音の大きさを約30%軽減するとされています。

費用感: 防振インシュレーター約2万円、防音・防振マット約5万~10万円程度、ピアノ架台は約26万円。

防音ルームの導入グランドピアノの豊かな響きと音量を考慮すると、部分的な対策だけでは不十分な場合が多いです。最も効果的なのは、防音ルームを導入することです。

対策: ヤマハの「アビテックス」やカワイの「ナサール」のようなユニット型防音室、または専門業者による自由設計の防音室を設置します。グランドピアノが入るサイズ(3.5畳~4.3畳)の防音ルームで、Dr-35~Dr-50程度の遮音性能が期待できます。これにより、プロの演奏(110dB)が、ささやき声(30dB)やほとんど聞こえないレベルまで減衰する可能性があります。

費用感: ユニット型防音室で115万円~230万円。自由設計の場合はさらに高額になる傾向があります。

注意点: 防音室は高額な投資となるため、費用対効果を慎重に検討する必要があります。

簡易的な音量低減策

ピアノ屋根(蓋)を閉める: 最も手軽な方法ですが、防音効果は限定的です。

【サイレント付きピアノ】消音とリアルなタッチの両立方法

サイレント付きピアノは、音量調節が可能でヘッドホンを使えば音漏れの心配が少ないため、マンションでの利用に最も適していると言えます。しかし、打鍵音やペダル操作による「固体伝播音」は発生するため、床への対策は必要です。

床への防振材設置電子ピアノ本体の振動や、鍵盤を叩く衝撃、ペダルを踏む衝撃は直接床に伝わります。

対策: 「P防振マット」や「防振ベース」などの防振材を電子ピアノの下に敷くことが効果的です。これにより、階下への振動音を軽減できます。

費用感: 防音マット1万円~3万円程度。

消音機能の活用とヘッドホン演奏電子ピアノの最大のメリットは、音量を自由に調節できることと、ヘッドホンを使って演奏できることです。

対策: 普段の練習ではヘッドホンを積極的に活用し、外部への音漏れを完全に防ぎましょう。多くの電子ピアノには「ステレオフォニックオプティマイザー」のような機能が搭載されており、ヘッドホン着用時でも自然な音の広がりを感じられるよう工夫されています。

工事やリフォームによる本格的な防音対策

マンションで本格的なピアノ演奏を望む場合、工事やリフォームによる防音対策が最も効果的です。しかし、費用も高額になるため、事前の情報収集と計画が重要です。

防音室施工・リフォームの種類と費用感

防音工事には、大きく分けて「ユニット型防音室の設置」と「部屋全体を防音室にリフォームする自由設計タイプ」の2種類があります。

ユニット型防音室の設置ヤマハの「アビテックス」やカワイの「ナサール」など、メーカー製の組み立て式防音室を部屋の中に設置します。

メリット: 工期が短く(半日~1週間程度)、分解して移動できるため、転居の可能性がある場合にも対応しやすいです。

デメリット: 部屋の中に部屋を作るため、室内空間が狭くなります。また、サイズやデザインの自由度が低い場合があります。

費用感: 2~4畳程度の防音室で、本体価格と設置工賃を合わせて約100万円~230万円。

2.0畳のアップライトピアノ用で約50万円~。

3.5畳のグランドピアノC5サイズまで対応で約115万円~230万円。

自由設計の防音室リフォーム既存の部屋を解体し、壁・床・天井・窓・ドアなどを全て防音仕様に作り替える工事です。「ボックスインボックス構法」と呼ばれる、部屋の中に浮いた状態のもう一つの箱を作る工法が一般的です。

メリット: 非常に高い防音性能が期待でき、室内の音響設計やデザインの自由度が高いです。ピアノの種類や求める音響環境に合わせて、最適な空間を設計できます。

デメリット: 工期が長く(2週間~1ヶ月以上)、費用が高額になります。賃貸物件では基本的に難しいです。

費用感: 6畳の部屋を防音室にする場合、約200万円~800万円が目安。

ピアノレッスン室(5畳、グランドピアノ):180万円~210万円(D-70以上)

ピアノレッスン室(9畳、グランドピアノ):240万円~270万円(D-75)

フルバンドスタジオ(9畳、戸建て):350万円~380万円(D-70~D-75)

マンションでの工事の注意点・実例紹介

マンションで防音工事を行う際には、いくつかの注意点があります。

管理規約の確認: マンションの管理規約で、リフォームや楽器演奏に関する規定を必ず確認しましょう。工事の許可や演奏可能な時間帯、楽器の種類などが細かく定められている場合があります。無許可で工事を行うとトラブルに発展する可能性があります。

近隣住民への配慮: 工事中の騒音や、完成後のピアノ演奏について、事前に近隣住民へ説明し、理解を得ることが大切です。良好な人間関係を築くことで、万が一のトラブルを避けることができます。

建物の構造と重量制限: マンションの構造(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造など)によって、防音性能や工事の可否、重量制限が異なります。防音材は重量があるものが多いため、床の耐荷重を事前に確認する必要があります。

共用部分の扱い: 窓やサッシは共用部に当たるため、交換は基本的にできません。内窓の設置は可能ですが、事前に管理組合へ確認しましょう。

施工事例(費用目安)

マンションの和室をピアノ室にリノベーション(遮音・防振構造、ドア・窓の防音):費用記載なし

マンションの一室を防音室にリフォーム(断熱・遮音性向上、窓・扉の防音):270万円

遮音性能の見方と失敗しない選び方

防音室の遮音性能は「Dr値」または「D値」という単位で評価されます。数字が大きいほど遮音性能が高いことを示します。

Dr値(室間音圧レベル差等級)の目安

Dr-30:壁を隔ててピアノの音が「小声」くらいに聞こえる

Dr-40:壁を隔ててピアノの音が「ひそひそ声」くらいに聞こえる

Dr-50:壁を隔ててピアノの音がほぼ聞こえない

Dr-60:ほとんど聞こえない

Dr-65:通常では聞こえない(ピアノやステレオを楽しめるレベル)

【失敗しない選び方】

目的と予算の明確化: どのようなピアノを、どれくらいの頻度・時間帯で演奏したいのか、そしてどれくらいの予算をかけられるのかを明確にしましょう。

専門業者への相談: 防音工事は専門知識が必要なため、防音室の設計・施工実績が豊富な業者に相談することが重要です。音響設計にも力を入れている会社を選ぶと、音漏れ対策だけでなく、快適な音響空間も実現できます。

現地調査と見積もり: 電話やオンラインでの概算見積もりだけでなく、必ず現地調査を依頼し、建物の構造や周辺環境を考慮した正確な見積もりを取りましょう。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

防音体験: 可能であれば、実際に施工実績のある防音室を体験し、その防音性能や音響を自分の耳で確かめることが重要です。

遮音保証の確認: 施工後に約束通りの遮音性能が発揮されるか、保証内容を確認しましょう。

まとめ

ピアノライフを快適に楽しむために

マンションでピアノの演奏を楽しむためには、音の問題に真摯に向き合い、適切な防音対策を講じることが不可欠です。ピアノの音は「空気伝播音」と「固体伝播音」の2種類があり、それぞれの特性に合わせた対策が必要です。特にマンションでは、打鍵音やペダル音などの「固体伝播音」が階下や隣室に伝わりやすいため、床への防振対策が非常に重要になります。

また、ピアノの種類によって音の出る方向や響き方が異なるため、アップライトピアノ、グランドピアノ、電子ピアノそれぞれの構造を理解し、効果的な対策を選択することが求められます。

自分に合った防音対策の選び方

本記事で紹介したように、ピアノの防音対策には、手軽な防音グッズから本格的な防音室の設置まで、様々な方法があります。ご自身の演奏目的、予算、住んでいる物件の条件、そして近隣住民との関係性を総合的に考慮し、最適な対策を選びましょう。

手軽な対策から始める: まずは防音マット、防音パネル、防音カーテンなど、比較的低コストで導入できるグッズから試してみるのも良いでしょう。

ピアノ本体への対策: サイレントユニットの導入やマフラーペダルの活用など、ピアノ本体の機能を活かした対策も有効です。

本格的な対策: 趣味として、あるいはプロを目指す本格的な練習のために、思い切り演奏したい場合は、簡易防音室や自由設計の防音室リフォームを検討しましょう。費用は高額になりますが、その分高い防音効果と快適な演奏環境が手に入ります。

どんな対策を選ぶにしても、近隣住民への配慮は最も重要です。事前に演奏時間帯について相談し、良好なコミュニケーションを心がけることで、安心してピアノライフを楽しむことができるはずです♪


国内最大級のピアノショールーム「グランドギャラリー岡崎」では「合計150台以上」のピアノを展示しています♪
初めてのピアノにもオススメなアップライトピアノ“約80台”!
より繊細な表現を叶えてくれるグランドピアノ“約70台”!
ヤマハ・カワイなどの国産ピアノをはじめ、輸入ブランドまで幅広く取り揃えており、あなたのお好みの1台をご紹介いたします!

当社は20年以上の実績、累計150,000台以上の販売実績を誇り、年間10,000台以上の買取・販売(国内外)を行っております。
総在庫は4,000台を超えており、そのうち2,000台は自社管理の在庫として保有しています。

ピアノショールームにて、選び抜かれたピアノを全国のお客様にご提案しています。
ぜひ、圧巻のショールームで「あなただけの1台」をお選びください♪


 

開催のご報告

2025年9月27日(土)、全国の調律師の皆様を対象としたセミナーを開催いたしました。

当日は多くの調律師の方々にご参加いただき、活発な意見交換の場となりました。

ご来場いただいた皆さま、またオンラインでご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

セミナー内容について

今回のテーマは「調律技術の基本と応用~人生を変える音創り」。

“短時間で劇的に美しく響かせる整音技術”を中心に、ピアノ調律の本質に迫る内容でお届けしました。

「調律とは何か」「最も重要な仕事とは?」という根本的な問いから、現場で即実践できる整音・整調のポイントまで、講義を展開しました。

当日の雰囲気

会場では真剣にメモを取る姿や、質疑応答で活発なやりとりが交わされる場面もありました。
オンライン配信をご覧の方からもリアルタイムでコメントをいただき、ハイブリッドならではの一体感が生まれたのが印象的でした。

アーカイブ動画のご案内

当日のセミナーの様子はYouTube LIVEでも配信しました。
見逃してしまった方や、もう一度内容を振り返りたい方は、ぜひアーカイブをご覧ください。

👉 こちらから視聴できます

今後の予定

今後も定期的に、調律師の皆さまのお役に立てるようなセミナーや勉強会を開催していきたいと考えております。
「こんなテーマを取り上げてほしい」などのリクエストも大歓迎です。

まとめ

今回のセミナーを通じて、改めて調律師の皆さまとのネットワークや情報共有の大切さを実感いたしました。
今後も皆さまと共に、より良いピアノの音を届けていければと思います


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BOSENDORFER(ベーゼンドルファー) 200 が入荷しました。

ベーゼンドルファーはモーツァルト、ベートーヴェン、リストなど数多くの偉大なる作曲家を輩出した「音楽の都」ウィーンで1828年に設立された世界3台メーカーの1社です。

こちらの「モデル200」はベーゼンドルファーの中でもっとも人気のあるモデルで、歌うような「サスティニングトーン」はベーゼンドルファーならでは。

少量生産メーカーであり、日本国内では入手困難な大変希少なピアノを是非お楽しみください。

BOSENDORFER(ベーゼンドルファー) 200 1980年製



調律師さんにインタビュー

質問① 今回のピアノで意識した音色づくりはどんなものでしたか?

このBosendorfer 200は、マホガニー材の赤褐色が美しく、そこから感じる温かさを音に反映させることを意識しました。
特に中低音の部分は深みがあり、包み込むような温かい響きを持たせるよう調整しました。

質問② タッチや鍵盤の感触に関して、どのような点に気を配りましたか?

鍵盤の反応が非常に良く、特に高音部は音が粒立ちよく、アタック感を感じられるように調整しました。
弾き心地が自然で、音の反応がしっかりと伝わるように細心の注意を払いました。

質問③ このピアノの個性はどういったところでしょうか?

中低音の豊かな響きと、クリアでシャープな高音部がバランス良く調和している点が、このピアノの魅力です。
どんなジャンルの演奏にも対応できる、非常に表現力豊かなピアノだと思います。

>> 詳細はこちら

 

ピアノ選びに迷う方へ

ピアノの音色や響きは、演奏体験を大きく左右する重要な要素です。特にグランドピアノは、その美しい外観と豊かな響きで多くの人を魅了します。しかし、ピアノを選ぶ際にはメーカーやモデルが多種多様で、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

注目すべき「チレーサ響板」

そんな中で、今回注目していただきたいのが「チレーサ響板」を使用したピアノです。チレーサ響板はイタリア製の厳選素材と伝統ある製法によって作られ、その特別な音色で多くのピアノ愛好家を魅了してきました。本記事では、チレーサ響板の魅力や希少性、また選ぶ価値について解説します。この情報が、あなたにとって理想のピアノとの出会いの手助けとなることを願っています。

音質を極める:チレーサ響板の魅力

独特な音色と響き

チレーサ響板が奏でる音色はまさに別格です。その繊細で豊かな響きは、まるでコンサートホールにいるかのような臨場感を与えます。また、音の粒立ちが非常に良く、繊細なピアニッシモから力強いフォルティッシモまで幅広い表現が可能です。柔らかさと芯のある明瞭な音色は、演奏者が持つ感情を的確に伝える特別な体験をもたらします。

厳選された素材と職人技

チレーサ響板の音質は、厳選された素材と伝統的な職人技に根付いています。イタリア・フィーメ渓谷産のスプルース材が使用されており、これは世界の名器「ストラディバリウス」にも採用された素材です。さらに、木材の品質や正確な加工、響板のアーチ形状といった要素が、長年の経験を持つ職人たちの手によって完璧に調和されています。

他の響板との比較

一般的に使用される響板素材(エゾマツ、シトカ・スプルース材など)と比較しても、チレーサ響板の音質は一線を画すものです。ダイナミックで奥行きのある響きが特徴で、単なる音の増幅を超え、空間全体を音楽で包み込むような豊かな体験を提供します。

チレーサ響板の希少性

チレーサ響板を使用したピアノは、質の高い素材と製法の特性上、生産数が非常に限られています。一部のカワイ限定モデルに採用されましたが、現在では新品の生産がほとんど行われていないため、市場に出回る数が限られています。

中古市場に目を向ける価値

新品での入手が困難なチレーサ響板のピアノですが、中古市場に目を向けることで入手の可能性が広がります。適切にメンテナンスされた中古ピアノは長寿命なため、新品に劣らぬ状態で手に入れることができます。また、希少性が高まるにつれて、その音質と価値がさらに注目されています。

チレーサ響板搭載モデル紹介

そんな魅力あふれるチレーサ響板を使用した、KAWAI(カワイ)モデルをご紹介いたします!
※いずれも在庫1点限りです。詳しくはお問い合わせください。

RX2A-EU

RX2G-EU

RX2-CLE

RX2-NEO-PM

RX3-IT

購入時に注意すべきポイント

状態確認と試弾の重要性

中古市場で購入を検討する際は、響板やフレームの状態を確認することが重要です。また、実際に試弾を行い、音色やタッチ感が自分の好みに合っているか確認してください。

専門家のサポートを活用する

信頼できる販売店で、専門家のアドバイスを受けながら選ぶと安心です。最近ではオンライン相談や試弾サービスを提供しているショップも増えており、自宅からでも手軽に選択肢を広げることが可能です。

理想のピアノライフへ

チレーサ響板のピアノは、その希少性や音質の高さから、あなたの音楽体験を格別のものにしてくれるでしょう。中古市場を活用すれば高価値な一台を手にするチャンスが広がります。

ぜひピアノ選びの旅を楽しみながら、理想の一台との出会いを実現してくださいね♪


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総在庫は4,000台を超えており、そのうち2,000台は自社管理の在庫として保有しています。

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全国から多数のピアノ買取ありがとうございます!

中古ピアノ(アップライト・グランド)の高価買取を実施中です。

2025年9月29日までの1週間で250台以上のピアノをお引き取りしました。

中古ピアノ 全国対応 出張買取 宅配買取 年間1万台以上の実績 グランドギャラリー

メーカー 機種 都道府県
KAWAI BS2A 和歌山県
YAMAHA U3M 和歌山県
KAWAI US55 岐阜県
YAMAHA SX101WnC 三重県
YAMAHA U3G 神奈川県
KAWAI KU2D 山口県
KAWAI N/A 東京都
YAMAHA U5H 大阪府
YAMAHA U300 愛媛県
YAMAHA U1D 山口県
YAMAHA MX100MR 三重県
YAMAHA U3G 神奈川県
YAMAHA CF 神奈川県
YAMAHA U3A 埼玉県
YAMAHA HQ100 千葉県
YAMAHA HQ300 東京都
YAMAHA YUX 富山県
YAMAHA W1AWn_silent 熊本県
YAMAHA C5 大阪府
YAMAHA U3G 大分県
YAMAHA MX100MR 千葉県
KAWAI KU5B 大阪府
KAWAI DS85 東京都
etc.

BluthnerClassic(ブリュートナークラシック) model.6 が入荷しました。

スタインウェイ&サンズ、ベヒシュタインと同じ1853年に創業したドイツの老舗名門メーカー、ブリュートナー。

こちらの「Model.6」は奥行き191cmのグランドです。

ブリリアントながら芯のある独特の響き・・・国内では入手困難な名器「ブリュートナー」、ぜひご試弾ください。

BluthnerClassic(ブリュートナークラシック) model.6 1987年製



調律師さんにインタビュー

質問① 今回のピアノで意識した音色づくりはどんなものでしたか?

このBlüthner Classic Model 6は、高音部の弦が特別な「4本張り」になっており、そのうちの1本は弾かれずに共鳴だけする構造になっています。
この仕組みにより、音に独特のふくらみと響きが加わります。その特徴を活かしつつ、音が素直に広がるような自然な響きを大切に調整しました。

質問② タッチや鍵盤の感触に関して、どのような点に気を配りましたか?

アクション調整前からすでに良い響きを感じられる状態でしたが、より弾きやすく、演奏者の思いが音に伝わりやすいように丁寧にタッチのバランスを整えました。
強く弾かなくても、しっかり響いてくれる繊細な感触を目指しています。

質問③ このピアノの個性はどういったところでしょうか?

強さよりも「素直さ」や「透明感」を感じさせる音が、このピアノの魅力です。
音に余計なクセがなく、自然体で響いてくれるので、クラシックはもちろん、繊細なタッチが求められる曲にもぴったりの楽器だと思います。

>> 詳細はこちら

お客様の声

                   

我が家に新しい響きをもたらしてくれました。

留学時代の恩師も、来日の際に弾きにいらして下さり、お墨付きを頂きました。グランドギャラリーでの出会いを大切にしていきたいです。

                       

東京都 スタインウェイ B211

さらに詳しく

専任スペシャリストがサポートします。リモート相談、ライブでピアノの音色と映像を確認できます。

グランドギャラリーの専任スペシャリストがピアノに関するお悩み事の解決をサポート。カテゴリー別でピアノ選びもカンタン。ご自宅に居ながら、ビデオ通話や動画を通じて、ピアノの状態や音色をご確認頂けます。

その他、技術、物流、税務など各部門のスぺシャリストがサポートします。

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