BOSTON(ボストン)
キャッチフレーズ
世界最高峰のピアノ「スタインウェイ&サンズ」のセカンドブランド
製造会社
スタインウェイ・ミュージカル・プロパティーズ社
創業年
1992(平成4)年
本社所在地・製造拠点
ニューヨーク(アメリカ)
河合楽器製作所 竜洋工場(日本)
特徴
・太く伸びやかで、豊かな音量
・総木製アクションによる、繊細で弾き心地の良いタッチ
・耐久性、品質安定性の高いワンクラス上の国産(日本製)ピアノ
主要モデル
【アップライトピアノ】
UP-132EPE、UP-126EPE、UP-118EPE
【グランドピアノ】
GP-156PEⅡ、GP-163PEⅡ、GP-178PEⅡ、GP-163PEⅡ、GP-156PEⅡ
製造番号表
西暦 | 和暦 | 製造番号 |
---|---|---|
1993 | 平成5年 | 107,200 |
1994 | 平成6年 | 108,000 |
1995 | 平成7年 | 110,100 |
1996 | 平成8年 | 112,700 |
1997 | 平成9年 | 116,000 |
1998 | 平成10年 | 120,500 |
歴史(略歴)
1972年にヤマハはアメリカ・ミシガン州でアップライトピアノの生産を始め、年間2万台以上のピアノを販売するようになり、スタインウェイ&サンズ社の大きな脅威となっていました。
当時スタインウェイ&サンズ社の社長であったヘンリー・Z・スタインウェイは企業の将来を見据え、1972年にアメリカの大手放送局で既にフェンダー・ギターやロジャース・オルガンを買収していたCBSへの会社売却を決め、スタインウェイ&サンズ社は一族の手から離れる事となりました。
次いで1985年にはボストンの投資家グループが買収し、「スタインウェイ・ミュージカル・プロパティーズ社」が設立されました。
投資家グループは、スタインウェイ&サンズ社がこれまで生産してきたハイエンドモデルに加え、中間層への普及モデルのピアノの開発を命じ、オーナーの郷里の名「BOSTON(ボストン)」と名付けられました。
このブランドは日本のカワイ(河合楽器製作所)で委託生産される事となり、現在国内でもスタインウェイ特約店やカワイ直営店で販売されています。