KREUTZER(クロイツェル)
キャッチフレーズ
ヨーロッパのピアノの伝統や芸術性を具現化した、国産ハンドクラフトピアノの雄
創業者
稲葉綱雄(いなば つなお)・伊達純(だて じゅん)
創業年
1953(昭和28)年
操業当時の製造国・本社所在地
日本 静岡県浜松市安新町256-1
特徴
・ヨーロッパ産の素材を贅沢に使用した、ブリリアントで透明度の高い音色
・高級のハンマーと高精度のアクションによる、耐久性と表現力に優れたタッチ
・芸術性の高いデザインや高級天然木ならではの贅沢なたたずまい
主要モデル
【アップライトピアノ】
KE503、KE504、KE505、KE600シリーズ、KE603、KE605、KE703、KE803、YOSHINO、MEISTER-Ⅰ
歴史(略歴)
ピアノ専門店「稲葉ピアノ」の創立者、稲葉綱雄と、ピアニストで後の東京芸術大学名誉教授、伊達純の出会いをきっかけに、浜松で創業したハンドクラフトのピアノメーカーです。「クロイツェル」の名は、当時ドイツを中心に活躍し伊達純が師事していた世界的ピアニストで指揮者のレオニード・クロイツァー(Leonid Kreutzer)の名を使えるよう伊達が承諾を得たものであり、主にアップライトピアノを生産し、後に会社名もクロイツェルピアノ製作所、そしてクロイツェルピアノに改名しました。
また、同社の職人であった高康雄(たか やすお)がドイツでの8年間に渡る修行の末、ピアノマイスターの称号を取得してクロイツェルピアノの発展に大きく寄与し、卓越した技術者と熟練の職人によるハンドクラフト、またハンブルグ(ドイツ)から直輸入した高級スプルースの響板やスタインウェイなど欧米の老舗メーカーが使用しているレンナー社(ドイツ)の最高等級のハンマーなど素材も徹底的にこだわり、低音域から高音域までのダイナミックレンジが広く、なおかつ透明度の高いブリリアントな響きを持つ、ドイツ製のピアノの薫りがするオンリーワンの個性を持つピアノを製作していきました。
外装においてもファッショナブルでアンティークなデザインで製造されている数少ないピアノメーカーの一つであり、その気品高いデザインは高い人気を誇っています。