RÖNISCH(レーニッシュ)
キャッチフレーズ
音楽の街、ライプツィヒの老舗名門ブランド
創業者
カール・レーニッシュ
創業年
1845年
本社所在地・製造拠点
ライプツィヒ(ドイツ)
特徴
・コストパフォーマンスの高いドイツの老舗ブランド
・黒塗りから装飾入り・高級木材のピアノまで多彩なデザイン
・現在はブリュートナーによって生産されるブランド
主要モデル
【アップライトピアノ】
132K、125KI、125K、118KI、118K
【グランドピアノ】
186KI、186K、175K
歴史(略歴)
1845年、カール・レーニッシュによってドレスデン(ドイツ)で創業されました。1866年には鋳鉄製のフレームを開発して品質や耐久性の高さ、ビロードのようになめらかで豊かな音が当時の音楽家より徐々に評価されていきました。
その後オーストリア=ハンガリー帝国など各王室の御用達ピアノとなるなど、19世紀末には世界のトップブランドとして認知されるようになり、リヒャルト・シュトラウス、エドワード・グリーク、ジャコモ・プッチーニ、ヨゼフ・ホフマン、ウィルヘルム・バックハウス、アントン・ルービンシュタイン、セルゲイ・ラフマニノフなどの音楽家が好んでレーニッシュのピアノを演奏していました。
特にラフマニノフは、1917年に亡命するまではレーニッシュのグランドピアノ(No.59183)を使って数々の名曲を生み出し。このピアノは今でもラフマニノフ博物館に展示されています。
1945年、第二次世界大戦により工場が爆撃の犠牲となりますが、1948年には復興し、国営企業に吸収された後、2009年にはドイツの老舗メーカーであるブリュートナーに吸収合併され、現在も同社の工場で生産されています。