【調律師様 向け:グランドギャラリー・ピアノ通信】🎹 第6回 技術研修会 開催レポート
🎹 第6回 技術研修会 開催レポート
実技を通して学ぶ、ピアノ技術の奥深さ
2026年10月18日(日)10:30~15:00📍 会場
株式会社グランドギャラリー 本社
4F クリスタルホール👨🔧 講師
塩崎 誉征(グランドギャラリー最高技術責任者)💰 参加費 無料(昼食付き)

✨ 今回の研修ポイント
✅ 参加者全員で取り組むユニゾン調律の実技
✅ 美しい響きを生み出す割振りと、安定した調律技術
✅ 演奏表現を支えるタッチと整調の考え方
✅ 一本針やファイリングを用いた整音の実践
✅ 技術者同士で学びを深める、恒例の試弾会
🎹 第6回 技術研修会を開催しました
株式会社グランドギャラリー主催の「第6回 技術研修会」を開催いたしました。
今回も講師を務めていただいたのは、グランドギャラリー最高技術責任者の塩崎誉征です。
ピアノの技術は、調律だけで完結するものではありません。
美しく安定した音程をつくる「調律」、鍵盤の動きやタッチを整える「整調」、そしてピアノ本来の魅力を引き出す「整音」。
これらの技術が組み合わさることで、ピアノの演奏性や音色は大きく変わります。
今回の研修では、実技を中心に、調律・整調・整音を総合的に学びました。
技術者同士で実践し、音を聴き、考えながら技術を深める。そんな学びの時間となりました。
👨🏫 講師紹介
塩崎 誉征(しおざき たかゆき)国家資格1級ピアノ調律技能士をはじめ、MPS(Master Piano Sales & Services)の資格を持つ熟練技術者です。長年の経験で培ってきた技術と知識をもとに、調律・整調・整音それぞれのポイントを実践的に解説します。今回も、日々の現場で役立つ技術を学ぶ機会となりました。

🎵 今回の研修内容
今回の研修は、4つのパートで構成されました。ここからは、それぞれの内容をご紹介します。
PART 01|狂わない美しい調律編
午前の部
最初のテーマは、ピアノの音程を美しく整え、安定した状態を保つための調律技術です。
● ユニゾン実技
参加者全員でユニゾン調律に取り組み、実技を通して技術を確認しました。
同じ音程を持つ複数の弦をどのように合わせるか。わずかな違いが響きに影響するユニゾンは、調律の基礎でありながら、技術者の経験と精度が求められる重要な作業です。
● 癒しの割振り
4度・5度の配分比率や、長3度・6度のうなりの速度に着目し、心地よい響きを生み出す音階について学びました。
音程を整えるだけでなく、音と音のつながりや響きのバランスを考えることも、美しい調律には欠かせません。
● 安定の極意
美しく、そして安定した調律を目指し、模範調律を通して技術のポイントを確認しました。
💡 調律編のポイント
音程を合わせる技術に加え、響きの美しさと調律の安定性を追求すること。その両方を意識した実践的な内容です。

PART 02|表現力を最大化する整調編
続いては、演奏者の表現を支える「整調」がテーマです。
ピアノのタッチは、演奏のしやすさだけでなく、繊細な表現や音のコントロールにも関わります。そのため、鍵盤やアクションの動きを適切に整えることが重要です。
● プロが求めるタッチとは?
現場で求められるタッチを考えながら、スピードと精度を両立するためのポイントを学びました。
演奏者が求める感触を理解し、ピアノの状態を確認しながら調整する。技術者に求められる判断力についても考える内容です。
● ドロップ・バックストップ等の調整
アクションの動きに関わるドロップやバックストップなど、タッチや弾きやすさを左右する調整のポイントを学びました。
細かな調整の積み重ねが、演奏者にとって自然で扱いやすいタッチにつながります。
整調編のポイント
演奏者が求めるタッチを理解し、アクションの状態を見極めながら適切に調整する技術を学びました。

PART 03|上品で美しく歌う整音編
お客様が倍増する、上品で美しく歌う整音
「塩崎方式:短時間でピアノに最高の発声法を教える」
3つ目のテーマは、ピアノの音色を整え、その魅力を引き出す整音です。
同じピアノでも、ハンマーの状態や処理の仕方によって、音の印象は変わります。音の硬さや響きのバランスを見極め、目指す音色へ近づけていくことが整音の重要な役割です。
● 一本針の魔法
一本針を用いた整音の実技を実施。会場のピアノを短時間で美しく響かせるための技術を学びました。
音を聴き、ハンマーの状態を確認しながら作業を進めることで、整音における判断と技術の大切さを確認します。
● 音色の復元
ノイズや高次の雑音倍音に着目し、不要な響きを抑えながら、ピアノ本来の魅力を感じられる音色を目指します。
単に音を柔らかくするのではなく、音の輪郭や響きのバランスを考え、上品で歌うような音色へ整えていくことがポイントです。
● ファイリング実技
ハンマーの打弦面を整えるファイリングについても実技を通して学び、理想的な打弦面をつくるためのポイントを確認しました。
💡 整音編のポイント
目指す音色を明確にし、ハンマーの状態や音の変化を確認しながら、適切な処置を選択することが大切です。

PART 04|最後は恒例の試弾会
研修の最後は、恒例の試弾会です。
調律・整調・整音について学んだ後に、実際にピアノを弾き、音色やタッチを体感することも、技術を考えるうえで大切な時間です。
技術者それぞれの視点からピアノの響きやタッチを確かめ、研修で学んだことを振り返る機会となりました。
ピアノの状態を技術的に理解することと、実際に弾いて音やタッチを感じ取ること。その両方が、日々の技術向上につながっていきます。
🎤 第6回 技術研修会を終えて
今回の技術研修会では、調律・整調・整音の3つの分野を中心に、実技を通して技術を深めました。
美しい響きをつくる調律、演奏者の表現を支える整調、そしてピアノの魅力を引き出す整音。
それぞれの技術は独立したものではなく、互いに関わり合いながら、ピアノの音色や演奏性を形づくっています。
日々の現場で求められる技術を学び、実際に手を動かし、音の変化を確かめることは、技術者にとって大切な学びのひとつです。
ご参加いただいた皆様、そして今回も講師を務めてくださった塩崎誉征に、心より御礼申し上げます。
グランドギャラリーでは今後も、調律師・ピアノ技術者の皆様が技術を磨き、知識を深められる研修会を企画してまいります。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
🎹 ピアノ技術者の皆様へ
グランドギャラリーでは、調律師・ピアノ技術者の皆様に向けて、技術研修会やセミナー、ピアノの展示・入荷情報などを発信しております。
また、ピアノ講師・レスナー様、調律師様向けの紹介販売制度もご用意しております。
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