ピアノコンシェルジュ足木 ピアノレビュー

ピアノの情報ブログの使命は、あらゆるピアノの情報を共有し、皆様の素晴らしいピアノライフを応援することです。

世界三大ピアノ弾き比べフェア


11月スタインウェイ祭り第4弾!!🎊

本日ご紹介するのは【 M170 】でございます!!

まずはスペックから

スペック

高さ 101cm
146.5cm
奥行 170cm
製造国 アメリカ・ニューヨーク

仕様

こちらは人気の高い【ニューヨーク工場】のスタインウェイ奥行170㎝モデルとなります。
ご家庭にも設置しやすいサイズで、多くの方から人気を誇っているピアノになります。

こちらはフレームがシルバーに塗装されているもので、巻線もあわせてシルバーのものが採用されています。

さらにペダルもシルバーのものになっているため、最近のインテリアにも合う、シックな雰囲気を醸し出しています。

音色はスタインウェイらしい豊満で伸びていくような響きと音色の粒立ちがとても美しく、現実を忘れさせてくれるかのような感触をご体感いただけます。

ハンマー、チューニングピン、弦といった消耗部品を新品に交換しているため、これからも長くあなたのピアノライフに付き添ってくれる一台です。

まずはその美しい音色に圧倒されてみてはいかがでしょうか。



11月スタインウェイ祭り第3弾!!🎊

本日ご紹介するのは【 M170 TEAGUE 】でございます!!

まずはスペックから

スペック

高さ 101cm
146.5cm
奥行 170cm
製造国 アメリカ・ニューヨーク

仕様

こちらは人気の高い【ニューヨーク工場】のスタインウェイ奥行170㎝モデルとなります。
5畳スペースでも設置できる、スタインウェイの人気モデルです♪

そしてこの【M170 TEAGUE】、スタインウェイ100周年の刻印がなされており、最先端デザインが採用されているピアノなんです!

足元のペダルも無機質的なデザインが採用されており、クールでスタイリッシュな印象を与えてくれます。
こういったデザインは金属パーツに黒のカラーがピッタリ合うため、ピアノの黒はとても相性がいいですね♪

また譜面台も通常のスタインウェイの譜面台と形状を異にし、直線的なデザインになっており、より洗練された雰囲気を感じます。

全体のまとまった落ち着いたデザインに、スタインウェイの荘厳な響きが場所全体に高級感を与えてくれる逸品となっています。

高級感あるホテルや飲食店にもオススメの一台です。

是非洗練されたその雰囲気の魅力を、直接味わってみてください。



11月スタインウェイ祭り第2弾!!🎊

本日ご紹介するのは【 M170 JET NOIR 】でございます!!

まずはスペックから

スペック

高さ 101cm
146.5cm
奥行 170cm
製造国 アメリカ・ニューヨーク

仕様

こちらは人気の高い【ニューヨーク工場】のスタインウェイ奥行170㎝モデルとなります。
5畳のお部屋にも設置可能なため、部屋の広さを選びません。

そしてこちらご覧ください!!
フレームはなんとブラックが採用されています!!

巻線もなんとピアノに合わせてシルバーになっており、ペダルもブラック塗装。全体を通して「ブラック・シルバー」でまとめ上げられて統一感のあるシックな印象を与えてくれます。

音色はさすがピアノの王者。
広がっていく豊かな音色と粒立ちの良さは健在。響きもとても優れているため、ホールやサロンの設置もおススメできる一台です。

【M170 JET NOIR】の洗練された雰囲気とともに、音色の心地よさにも触れてみてはいかがでしょうか?



11月スタインウェイ祭り第1弾!!🎊

本日ご紹介するのは【 O180 Maccassar 】でございます!!

まずはスペックから

スペック

高さ 101cm
146.5cm
奥行 180cm
重量 280Kg
製造国 アメリカ・ニューヨーク

仕様

こちらは人気の高い【ニューヨーク工場】のスタインウェイ奥行180㎝モデルとなります。
ご家庭にも設置できるサイズといった意味でも非常に人気の高いシリーズですね♪

そしてこの【Maccassar】とはなんでしょうか?
実はこの【Maccassar】とは、外装に使用されている木材のことを指しているんです!

「マカッサル・エボニー」という木材のことですが、日本では「縞黒檀」とも呼ばれています。
音色も硬質なことが特徴であり、成長するのに200年以上の年月がかかることからも非常に希少で高価な木材となっております。

こちらのピアノはスタインウェイの幻のアートケース(特注)モデル「マーカス」を現代にリメイクしたモデルになるため、この「マカッサル・エボニー」が外装に惜しみなく使用され、スタインウェイの粒立ちの良い美しい音色と柔らかさと高級感を同時に与えてくれるこの美しい外装が奏者と聴衆の心をぐっとつかんで離しません。

ピアノの王者ともいわれるSTEINWAY&SONS【 O180 Maccassar 】でご自宅のリラックススペースを1ランクあげてみてはいかがでしょうか?



皆様ご存じ、ヤマハ・カワイはどこで作られたかご存じでしょうか?

実は静岡県西部の政令指定都市・浜松市でどちらもつくられたブランドなんです♪
グランドギャラリースタッフで今回は浜松に行ってきましたので浜松の魅力を知っていただき、日本のピアノの歴史にも興味を持っていただけたら嬉しいです!

浜松市の歴史

浜松市が市政を始めたのは1911年(明治44年)7月1日。今から100年以上の歴史を持っている市になります。
産業を中心にさかえた街で、浜松鉄道といった私鉄も開きましたが、1941年開戦の太平洋戦争開戦をはじめ軍需物資の生産も盛んに行います。
これにより浜松は空襲を多く受けましたので、いまでも空襲の跡地なども残されています。

しかし、浜松の『やらまいか精神』で復興を進め、世界的にも有名なメーカーがここ浜松で多く生まれ、再び産業の街として生き返ります!
浜松の有名企業は
・ヤマハ(楽器)
・ヤマハ発動機
・ローランド
・河合楽器製作所(カワイ)
・ホンダ
・スズキ
などなど、ピアノに限らず自動車においても有名企業が多く存在し、音楽の街・工業の町としても力をつけていきます。

そんなヤマハが創業したのは1897年。1887年に当時医療機器の修理工だった創業者の山葉寅楠が日本で初めてオルガン制作を成功したことから始まります。(当時日本楽器製造株式会社)
その後日本で初めてのピアノも制作し、その際弟子として山葉寅楠とともにピアノづくりに励んでいた河合小市が、1927年に独立して河合楽器製作所を立ち上げます。(当時河合楽器研究所)
世界と比べるとピアノ文化では100年ほど遅れを取った日本ですが、ヤマハ・カワイを筆頭に今では世界シェア1位を獲得するほどにまでのし上がりました。

浜松市のピアノメーカー

ピアノ文化が日本全体に広がっていく中、ピアノメーカーも当時たくさん作られ、ピアノ激戦区が始まります。
現在はなくなってしまったピアノメーカーも多くありますが、現在も中古ピアノとして存在しているものも多くございますので、浜松で生まれたピアノメーカーについてご紹介いたします♪

・ヤマハ
世界シェアNo.1のピアノメーカーです。明るく煌びやかな音色が特徴的です。

・カワイ
日本2大メーカーの一つです。柔らかくまろやかな音色と低音の重厚感が特徴的です。SKブランドやボストン・ディアパソンの製造もおこなっています。

・ディアパソン
ベヒシュタインを愛した大橋幡岩氏設計で河合楽器で製造しているブランドです。透き通った音色から澄み切った中立音と表現されることもあります。

・東洋ピアノ
以前は日本3大メーカーの一つとして名をあげていました。現在はAPPOLOの製造を行っており、クリストフォリやアイゼナハなど、様々なブランドでピアノを出していました。

・クロイツェル
材料にこだわったハンドクラフトメーカーで、高級機種に使用されるようなドイツ製レンナーハンマーやレスロー弦、黒檀黒鍵など上質な素材を使用しています。

・遠州楽器
2022年に創業した新しいピアノメーカーです。ご家庭用のピアノをターゲットにし、響きすぎず長時間聴いていられるような優しい音色が特徴的です。

ほかにもまだまだありますが、聞いたことのあるメーカー、初めて聞いたメーカーなどこれからもっとピアノ探しが楽しみになりますね♪

グランドギャラリーにも様々なブランド・年代のピアノがありますので、たくさんのピアノの中からあなたのお気に入りを見つけてみてくださいね!



皆様、ピアノメーカーと言ったらどのピアノメーカーを思い浮かべますか?
ヤマハ・カワイを筆頭としていろんなお気に入りのピアノメーカーが思い浮かぶかと思います♪

2022年に、ヤマハ・カワイと同じく音楽の街 静岡県浜松市であらたなピアノメーカーが生まれていたことはご存じでしょうか?

本日はそんな話題の新ピアノメーカー【 遠州楽器 】へ行ってきました!!

なんともメルヘンチックな外観の建物の中を進んでいくと、そこには完成直前のアップライトピアノとグランドピアノが!!

新しい会社ながらもしっかりとした作りで、アップライトピアノは一番左のペダルを踏んだ時に動く『ハンマーレール』という部品が分かれて動くようになっており、さらに背の低いピアノは鍵盤先が『キャプスタンボタン』というネジだけのような作りになっているものが多いですが、遠州楽器さんのピアノは小型のものもきちんと『ポストワイヤ―』という部品が使われていました!!

この二つが合わさることで、鍵盤のタッチ感の調整の幅が広がり、より自分好みに仕上げられるピアノになっているなあと感じました♪

そしてそれぞれのピアノを試弾させていただくと、なんとも優しい音色が耳に入り込んでくるではないですか!😳

技術者のかたに「柔らかいやさしい音色ですね!」と感想を伝えると、それが遠州楽器の魅力なんですとニコニコ😊

遠州楽器のピアノは、ご家庭でピアノを弾く方に向けてつくっているため、あまり鳴るような、響くような作りにはしておらず、ご家庭で演奏を楽しむ際に気持ちよく聞こえるように作られているそうなんです。

特に現代は、マンションへピアノを置く方も多く、戸建にお住まいの方でもご近所様に音が響きすぎてしまうことが心配、といった声も多く聞きます。
そういった方には、ご自宅で家族だけで楽しめる遠州ピアノはとてもオススメできる一台ですね♪

ストリートピアノもたくさん登場していますので、見かけた際は是非一度お試しください🎹

★ アクセス ★

〒433-8105 静岡県浜松市中央区三方原町 2150-7
☎ 053-522-9364

https://enschu-gakki.co.jp/



昨今、ピアノに求めるものは音色や楽器としての性能だけでなく、インテリアにも馴染むことが重要だ!とお考えの方も多くみられるようになってきました。

たしかに、見た目もお気に入りのピアノだともっとピアノに向き合って練習したくなっちゃいますよね💖
そんな可愛らしいおしゃれなピアノを多く作り出している、WENDL&LUNG(ウェンドル&ラング)の日本正規代理店、【 アサヒピアノ 】さんへグランドギャラリースタッフが訪問しました!

本日はそんなWENDL&LUNG(ウェンドル&ラング)の魅力をお伝えします♪

WENDL&LUNG(ウェンドル&ラング)って?

まずWENDL&LUNG(ウェンドル&ラング)ってどんなメーカーなんでしょう?🤔

実はこのメーカー、ピアノの本場ヨーロッパのオーストリア・ウィーンで創業したピアノメーカーなんです!
創業は1910年と伝統あるメーカーで、博物館にあるようなピアノの修理も行うほど、地元で信頼も培ってきたメーカーになります。

2003年からは生産拠点を中国HAILUN社に移し、4代目社長のピーター・ベレツキーの管理課の元、現在も生産がおこなわれています。

実は現在ピアノの生産の約 割を中国で生産しているんです!
中国はピアノが盛んな国で、ピアノを習う子供の8割が中国に集中しているともいわれているんですね♪

生産拠点が中国とは言え、以前から信頼を築き上げてきたメーカーの基準で製造されているため、中国製造のピアノの中でもトップクラスに品質の高いピアノメーカーであると感じます。

さらにこの日本代理店のアサヒピアノでは、日本に到着してからの最終検査・整備を行っているため、安心していただけるピアノメーカーとなっています。

どんなピアノがあるの?

WENDL&LUNG(ウェンドル&ラング)のピアノは現代人の心をくすぶるような可愛らしいデザインのピアノが多くつくられています💖
さらに生産を中国で行うことでコストを抑えているので、初めてのピアノにもピッタリですよ😊

そんなWENDL&LUNG(ウェンドル&ラング)から、現在生産されている現行モデルピアノをご紹介いたします♪

【アップライトピアノ】

★ AU-118M ★

★ AU-118W ★

★ AU-116WS ★

★ AU-118Wh ★

【 グランドピアノ 】

★ AG-151E ★

★ AG-151SW ★

★ AG-151SWh ★

★ AG-151CWh ★

実は未発表のピアノも少しだけ触らせていただきましたが、まるで日本産のようにしっかりとしたタッチで現代のインテリアにピッタリ当てはまる家具のようにシンプルかつかわいいピアノがありましたので、発表した際には皆様にもご報告させていただきます😊

お手頃にかわいいピアノを手に入れられるWENDL&LUNG(ウェンドル&ラング)、是非一度お試しください♪



ヤマハ・カワイにも勝る勢いで人気の高い『BOSTON(ボストン)』
ピアノを探されている方の中にも気になっている方も多いのではないでしょうか?

本日はそんなボストンブランドについて解説していきます♪

ブランド

まずこのボストンとはどういったブランドなのでしょうか?
世界各国からの人気を誇るSTEINWAY&SONS(スタインウェイ&サンズ)のセカンドブランドとして1992年に初めて販売を開始しました。
スタインウェイのピアノは最高級の素材を使用し、手作りにこだわっているため、流通数も少なく価格も高くなってしまいます。

価格が高くなってしまうとどうしても手の届きにくいピアノになってしまうため、スタインウェイの音色をもっとお手頃に楽しんでいただけるよう生まれたのがこの『ボストン』でございます。

お手頃価格を実現するために、日本2大メーカーの一つ、大量生産を行うことのできる設備の整った『河合楽器製作所』で生産を行うことにしました。
設計はスタインウェイのものになるため、スタインウェイが特許を取得している技術もふんだんにつぎ込まれています。
例えば現在カワイのピアノは『ウルトラ・レスポンシブ・アクションⅡ』という樹脂製のアクション素材が採用されていますが、ボストンピアノはスタインウェイピアノと同じく『総木製アクション』が採用されていますので、ピアノ全体から広がる豊かな響きが実現しています。
音色を大きく左右するハンマーですが、こちらもきちんとスタインウェイ設計の『ボストン専用ハンマー』が使用されていますので、スタインウェイの音色をしっかりと受け継いでいます。

またスタインウェイは響きの豊かさにこだわっているブランドであるため、その特徴がボストンにもよく現れています。
響板はスタインウェイが特許を取得している『テーパー状響板』が採用されており、端にかけて響板が薄くなる作りにすることでより響きを増幅させる設計になっています。
さらにグランドピアノにおいてはこちらもスタインウェイが特許を取得している『ワイドテイル設計』が採用され、響板面積を横に大きく誇ることによってワンサイズ上のサイズのピアノと同等の響きを実現しています。

その他にもスタインウェイ特許の設計は随所に採用されており、スタインウェイらしい音色が作られているんです。
さらにスタインウェイと比べてのメリットは価格以外にもあるんです♪
日本国内で生産することにより、メンテナンスを行う上での部品調達についてはヤマハ・カワイと同じように行うことができ、さらに日本の環境に合わせてつくられているため、お届け後のメンテナンスがとても安心できるブランドになっているんです♪
スタインウェイの音色も楽しみつつ、メンテナンスにおいては国産ピアノと変わらず行えるなんてとても魅力的ですよね✨

現行モデル

そんな魅力的なボストンですが、モデルはわかりやすくグランドピアノはGP奥行~、アップライトピアノはUP高さ~といった表記になっています。
現在も生産がおこなわれている現行モデルをご紹介します♪

グランドピアノ

・GP156PEⅡ

・GP163PEⅡ

・GP178PEⅡ

・GP193PEⅡ

アップライトピアノ

・UP118EPE

UP118EPEはアップライトピアノの中では一番背の低いモデルとなるため、背の高いピアノとそん色ない響きを実現するために、変形する大型譜面台・トーンエスケープ機能(隙間から響きが漏れ出る仕組み)が採用されています。

・UP126EPE

・UP132EPE

在庫状況や詳しい情報が気になった方は是非お問い合わせください♪



クラシック音楽を調べていると出てくる『~音楽』という言葉、きいたことはあるけど実際どういうものかはよく知らないな~という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本日はそんな『印象派音楽』についてご紹介いたします♪

印象派音楽の時代

印象派音楽とは、産業革命が進んだ1800年代末から1900年代初頭に生まれた新しい音楽のことを指します。
この時代は時代の変化が激しかった年でもあり、世界初の映画や、電気の普及、自動車も普及し、重工業中心へと産業が傾いていった時代でした。

世界的に資本主義が進み、列強国の植民地化が進むなど、自国の利益中心な『帝国主義』も生まれていった激動の時代、それまでのロマン主義のような個人の感情や表現を理想とする音楽の考え方は古くなってしまい、資本家や国の考え方が一番といったような考えが主になっていきました。

この印象主義は第一次世界大戦の始まる1914年まで続きます。

印象派音楽とは?

それまでのロマン派では壮大な音楽を作り上げるために様々な和声法を用いてきましたが、やはりある程度パターン化されたり、表現法にも限界が訪れます。

そこで印象派音楽では自国だけでなく、他国の民族音楽を取り入れたり、和音だけでなく不協和音も多用していくなど、それまでが物語性の強い音楽だったのに対し、光や色どり、雰囲気といった感覚的なものを客観的に表現する音楽が生まれます。
これらの新しい音楽は、20世紀にはいった音楽にも大きな影響を与えました。

この印象派音楽は、西洋音楽の中心だった王室や教会の音楽界への影響の減少や、印象派音楽を推し進めた反ロマン派の動きにより、西洋音楽にこだわらない他国の音楽の特徴をどんどん取り入れたり、それまでの調性やリズム法則を破壊していくことによって西洋音楽の歴史とともに終わりを迎えます。

印象派音楽の有名な作曲家

・ドビュッシー

フランス生まれの作曲家で「印象主義の祖」としても有名で、この印象派音楽を先駆けた人物でもあります。
印象主義の絵画から多くの影響を得ており、作曲した曲にも輪郭ははっきりとさせずぼんやりとしていますが、あふれ出る豊かで繊細な特徴がよく反映されています。
様々な音階や和音がちりばめられ、形式ばらない独特な響きが特徴的です。

アラベスク
夜想曲
月の光

・ラヴェル

「スイスの時計職人」とも呼ばれるほど精巧な譜面を書くことで有名なフランスの作曲家です。
印象派音楽時代を生きた作曲家としてドビュッシーと並んで紹介されることも多く、ラヴェルの音楽もまた色彩豊かな音楽が特徴的です。
同じ印象派として生きた作曲家と比べ、クラシック技法を厳格に守っていることが特徴的ですが、それとともにラヴェルの母の生まれ、スペインの音楽の風合いも感じさせるような曲もあり、それまでのクラシックとは違った印象を抱かせます。

ボレロ
亡き王女のためのパヴァーヌ
スペイン狂詩曲

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クラシック音楽を調べていると【バロック音楽】【バロック様式】という言葉、目にしませんか?
聞いたことはあるけれどいまいち内容についてはよくわかっていない、、という方もいらっしゃるかと思います。

本日はそんな【バロック音楽】についてご紹介します♪
バロック音楽について知識を深めれば、きっともっと音楽が楽しくなること間違いなし!

バロック音楽とは?

バロック音楽とは、いわゆる「バロック時代」につくられた音楽作品のことを指します。
このバロック時代は日本最古のオペラが生まれた1600年からバロック音楽の象徴・バッハが亡くなる1750年までの150年間のことになります。

さてこのバロック時代とは、どういった時代だったのでしょうか?

バロック時代以前のルネサンス時代に権力を握っていたローマ・カトリック協会や諸侯や貴族たちが宗教革命や百年戦争などで力を失っていく中、それに目を付けた王朝が中央集権化を図り、『絶対王政』が生まれた時代になります。

特にこの動きが早かったフランス王政は『ヴェルサイユ宮殿』のように豪華絢爛な建物や様式を作っていきます。
そしてこれは音楽にもよく表れ、王室も力を誇示するために、王室お抱えの作曲家になにかイベントがあるごとに曲を作らせるようになります。
この王室が作らせた豪華絢爛な宮廷音楽が『バロック音楽』となります。

バロック音楽の特徴

バロック音楽は『通奏低音』がよく使用された音楽でもあります。
それまでのルネサンス時代で生まれた、複数のパートを同時に奏でる音楽様式を生かし、旋律と低音のベースライン、その間に和音を切れ目なく入れる演奏のことを言います。

またそれまではそれぞれの旋律で別の歌詞が存在し、混在するため歌詞がわかりずらいというのが欠点でしたが、この欠点を補う主旋律を主役とし、それ以外を脇役と分けることで、歌詞がわかりやすく、感情表現がより伝わりやすくなりました。
この様式が発達したことで『オペラ』と『協奏曲』が生まれます。

『オペラ』はバロック音楽の最大の特徴ともいえる音楽ですが、ダイナミックさを求めたこの時代にどんどん進化していき、オペラ専用の劇場も立てられるなど、王室に限らず貴族や裕福な市民の間でも大流行したバロック音楽の象徴です。

また楽器も大きく発達した時代となります。
ヴァイオリンやチェロなどが盛んにつくられるようになり、18世紀にはフォルテピアノも誕生します。
ヴァイオリンの名器として有名なストラディバリもこの時代に生まれ、その他フルートやオーボエなど、現在もオーケストラで活躍している楽器の原型がこの時代につくられたんですね♪

バロック音楽の有名な作曲家

豪華絢爛な王室音楽にオペラが生まれたバロック時代は、どのような作曲家が活躍したのでしょうか?

・バッハ

『バロック音楽の象徴』ともいわれるほどバロック音楽ではまず一番に名前のあがる作曲家です。
しかしバッハの音楽はバロック音楽そのものを表す音楽だったかというとそういうわけでもなく、『対位法』という主旋律とは別の新たな旋律を提示する音楽を用いていました。
バロック音楽の特徴といえる通奏低音とはまた別のものになりますが、これはバッハが生涯の多くをプロテスタント教会音楽家として過ごしてことが要因となります。
カトリックとくらべると質実剛健協会行事の作曲や聖歌隊の指導など、多岐にわたる仕事をこなし、主要だったオペラの作曲は行っていませんが、オペラの音楽部分のみのような形式の『カンタータ』を多く作曲しています。

ブランデンブルク協奏曲
G線上のアリア
トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565

・ペーリ

バロック音楽の始まり、日本最古のオペラ『エウリディーチェ』を作曲しました。
独唱スタイルの音楽、モノディー様式を確立したことでも有名で、歌手としても才能を発揮した。
フィレンツェのメディチ家の宮廷で仕えた宮廷作曲家でもあり、ゆったりとした明るい自由な音楽が特徴的です。

エウリディーチェ
ダフネ

・ヘンデル

神聖ローマ帝国(ドイツ)で生まれ、イギリスで活躍したバロック音楽を代表する作曲家です。
オペラの本場・イタリアへ留学し、オペラ「アグリッピナ」を成功させイギリスへ帰りましたが、イギリスではオペラが衰退化しており、オラトリオという宗教曲を中心に作曲しました。
オーストリア継承戦争の終結を祝う祭典のために『王宮の花火の音楽』を作曲するなど活躍をつづけるも失明し、その後も音楽活動を続けるも8年後には死亡してしまいます。
ヘンデルが当時の音楽界に与えた影響は大きく、翌年には伝記がつくられるなど、多くの人々から愛された音楽家でもありました。

メサイア
水上の音楽
王宮の花火の音楽

バロック音楽、いかがでしたか?
豪華絢爛な音楽に通奏低音が用いられたダイナミックな音楽。
是非あなたも演奏する際に時代背景にも心を傾けてみてください♪

お客様の声

「もう、夢はかなえる年!」と思い立ち、思い切って決断

夢に見た 「ビロードのような音色」のピアノは、「多彩な色を持つ、ピアニッシモが限りなく美しい、ビロードの上の真珠のような音色」のピアノでした。我が家の居間に意外とすっきり収まり、音が出せる週末が待ち遠しいです。

東京都大田区 ベーゼンドルファー 200

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専任スペシャリストがサポートします。リモート相談、ライブでピアノの音色と映像を確認できます。

グランドギャラリーの専任スペシャリストがピアノに関するお悩み事の解決をサポート。カテゴリー別でピアノ選びもカンタン。ご自宅に居ながら、ビデオ通話や動画を通じて、ピアノの状態や音色をご確認頂けます。

その他、技術、物流、税務など各部門のスぺシャリストがサポートします。

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